制服ある都立高校、8割が女子スラックス選択可に 都教委

 制服・標準服のある都立高校のうち、女子生徒の制服にスラックスを導入している高校が昨年12月10日時点で80.8%となったことが3月24日、都教委の第5回定例会で報告された。2016年度の51.7%から大幅に増えた。性別に関係なくジャケット、スラックス、スカートなどを自由に選べる「自由選択制」を導入済みなのは3校だった。

制服の自由選択などについて報告された都教委の第5回定例会

 東京都は「『未来の東京』戦略」で「学びの場でのインクルーシブの推進」を掲げており、具体的な取り組みの一環として、制服の自由選択制を進めている。12月の調査では、都立高校196校のうち、制服・標準服を導入していないのは14校だった。また、制服・標準服のある182校のうち、女子がスラックスを選べる高校は147校と8割を超えた。

 男女の区別なく、ジャケットやスラックス、スカートを届け出不要で自由に着用できる「自由選択制」の高校は3校で、都教委は今後この3校をPR校と位置付け、その効果や成果を広く周知するとしている。都教委のウェブサイトにある都立高校検索のページでは、制服・標準服の有無に加え、自由選択制や女子スラックスの導入を検索できるようにした。

 第5回定例会では、委員から「制服の自由選択がなぜ必要なのかといったことを、生徒自身が主体的に考えられる機会を作ってほしい」という要望があった。教育庁の担当者は「生徒の要望によりスラックスを導入したり、生徒側からLGBTQへの配慮が必要だという指摘が挙がったりしたケースもある」として、生徒も一緒になった取り組みが重要だとの認識を示した。

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