体育の授業にサッカーを JFAが小学校向け研修会の募集

 体育の授業でサッカーに親しむ機会を増やしてもらおうと、日本サッカー協会(JFA)はこのほど、現職教員をしているJFAインストラクターを教員研修の場に派遣する「JFA小学校体育サポート研修会」の実施校の募集を開始した。JFAでは、学校の実情を熟知した現職教員のインストラクターが同じ教員に指導することで、教育的な観点から教材としてのサッカーの価値を再認識してもらうきっかけになればと期待を寄せる。

 2020年度から小学校で全面実施となった現行の体育の学習指導要領では、ボール運動はゴール型、ネット型、ベースボール型に分類され、サッカーはハンドボールやタグラグビーなどと並んでゴール型の種目の中から選択することになっている。そのためJFAでは、14年から取り組んでいた「小学校体育サポートプロジェクト」を強化する形で「JFA小学校体育サポート研修会」をスタート。小学校の教員がサッカーを体育の授業に取り入れるイメージを持ってもらおうと考えた。

 研修会に申し込むと、原則として現職の小学校教員であるJFAインストラクターが講師として学校に派遣される。60分の実技では、ウォーミングアップからゲームまで、4段階の流れをつくることをベースとしたノウハウを紹介。30分の講義を通じて、実際の授業を計画する上でのポイントや目標・単元の狙い、児童の発達段階に応じた単元全体の考え方などを解説する。

 研修会の取り組みについて、JFA普及ダイレクターの中山雅雄筑波大学体育系教授は「この研修は、基本的に(JFAインストラクターでもある)学校の先生から学校の先生に、というのを大事にしている。学校でサッカーを教えるのは、クラブで技術指導をするのとは違う。目標を設定して、児童の評価をしないといけない。私たちは教育のプロである先生たちの力をリスペクトしている。先生の力を引き出してもらうためのサポートをしていきたい」と強調した。

 講師に関する費用は全てJFAで負担する。また、申し込んだ学校には、体育などで使用できるサッカーボール10球とテキストも贈られる。研修会の申し込みはJFAのホームページで受け付けている。

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