成育こどもシンクタンク創設 政策提言や社会実装に注力

 国立成育医療研究センターは4月1日、新たに「国立成育医療研究センターこどもシンクタンク」(成育こどもシンクタンク)を設立すると発表した。成育基本法の施行やこども家庭庁の設立を見据え、同センターの研究で得られた知見を基に、子どもの健康や心理なども含めた総括的な政策提言や社会実装につなげる支援に力を入れる。

 同シンクタンクでは、「すべてのこどもたちが、笑顔になれる社会を創ります」という理念の下で▽こどもたちの声を大切にします(Advocacy)▽からだ・こころ・社会の視点からこどもたちの元気を考え続けます(Bio-Psycho-Social Wellbeing)▽こどもたちの成長を支えるすべての人たち「こども応援団」をつなぎ、育てます(Collaboration and Nurturing)▽確かな情報・考えをとどけ、社会実装にもこだわります(Dissemination and Implementation)――の4つの使命を掲げる。

 組織や分野を横断したプロジェクトベースのチームを結成して研究を進めるとともに、それらのプロジェクトの課題設定や進捗(しんちょく)管理、成果の発信や政策提言を行う戦略支援室と、広報活動や行政などの関係機関との橋渡し役を担う企画調整室を設置する。シンクタンク所長は梅澤明弘国立成育医療研究センター研究所所長が兼務する。

 今年度は活動に必要な体制整備とこれまでの研究活動の整理、データ基盤の整備などを優先的に進め、来年度以降は特に重要な研究課題に対する取り組みを充実させていく方針。6月20日には設立を記念したシンポジウムの開催も予定している。

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