保育所施設長を専門職大学院に 保育士の学び直しを支援

 首都圏と大阪市で認可保育所や障害児支援事業所を展開する「AIAI Child Care(ACC)」は4月8日、横浜市内で記者会見を開き、星槎大学大学院の教育実践研究科と連携協定を締結し、保育所などの施設長が働きながら、同研究科に在籍し、教育修士(専門職)の学位取得を目指す取り組みを始めると発表した。同社によると、専門職大学院と民間保育所を運営する企業との連携は全国で初めてだという。

連携協定を結んだ星槎大学の山脇学長(中央右)とAIAI Child Careの貞松社長(中央左)

 同学大学院教育実践研究科は、全国的にも珍しい教育に関する専門職大学院で、学校教育法で定められた学校の教員だけでなく、専門学校の教員など幅広い教育機関の教員が学ぶことができ、月、金、土、日にオンラインと対面のどちらにも対応した授業が開講されるため、働きながら受講しやすいといった特徴がある。

 今回の連携協定では、ACCの運営する保育所などに勤務する保育士向けの研修に、同学大学院が講師を派遣。ACCでは、保育所の施設長などを対象に社内選抜を行い、毎年数人が同学大学院教育実践研究科を受験する。無事に合格すれば、2年間で約175万円に上る学費などを同社が負担するほか、働きながら大学院での学びと両立ができるよう、同社と同学大学院がサポートする。卒業できれば、教育修士(専門職)の学位を得られる。

 記者会見でACCの貞松成代表取締役社長兼CEOは「保育士が仕事の質を高めるため、自らの専門性を磨こうとしたときに、その選択肢が極めて限定的という課題があった。この課題感をきっかけに今回の連携に至った。この連携を機に、教育修士という一定の専門性が担保された学位を得ることができ、保育士が教育者としての成長の場を得ることができるようになる」と期待を寄せた。

 また、同学の山脇直司学長は「ACC社内の研修に講師として教員が協力し、社内選抜を通った方が本研究科を毎年受験され、定期的に数人の保育所施設長が星槎大学大学院で学ばれるということで、私たちは多くの期待と責任を感じている」と話した。

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