睡眠状況が悪化 コロナの心理的影響調査、兵庫県教委

 神戸市などの公立の小中学生を対象に兵庫県教委が実施した新型コロナウイルス感染症の影響調査で、睡眠への影響を訴える子どもたちが第6波では増えていたことが、このほど分かった。同県教委では「感染症への恐れや学校での不安を抱えている児童生徒が一定数いることが把握できた」として、子どもたちへの注意やケアを呼び掛けている。

 同県教委は昨年5月から定期的に「心のケアアンケート」を行っている。3回目の今回は、県内の小中合わせて82校から抽出した2274人(小学生は6年生、中学生は2年生)を対象に、タブレット端末などを利用して今年3月に実施した。調査項目は、心と体のストレスに関する5つの項目。

 その結果、睡眠の項目では「なかなか眠れないことがある」との質問に、「ひじょうにある(ほぼ毎日)」「かなりある(週3~5日)」と答えた子どもたちが、小学生11.3%、中学生8.5%だった。第5波がおさまった昨年11月に実施した前回調査に比べ、小学生で1.4ポイント、中学生で0.8ポイント増えていた。

 またストレスに関する項目では、「むしゃくしゃしたり、いらいらしたり、かっとしたりする」との質問に、「ひじょうにある(ほぼ毎日)」「かなりある(週3~5日)」と答えた子どもたちは、小学生で14.5%、中学生で12.1%だった。前回と比べてそれぞれ2.4%、0.4%減っていた。

 調査した「睡眠」や「いらいら」など5項目のストレス反応の平均値は、半数余りの小中学校で前回より上がっていた。県教委では「悩みや心配なことがあれば、身近な大人や相談窓口に気軽に相談するよう周知を図りたい」(義務教育課)と話している。

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