中学の運動部活動で 専門指導者が遠隔指導、栃木県教委

 運動部活動の質の向上に向けて、栃木県教委は5月9日、中学校の運動部活動で専門家によるICTを活用した遠隔指導に乗り出すと発表した。スポーツ医科学に基づく短時間で効果的なトレーニングについて学んだり、その競技が専門でない顧問が指導している部活動で、指導者がアドバイスを行ったりすることを想定している。

 この取り組みはスポーツ庁の「地域運動部活動推進事業」の委託を受けて実施するもので、今月中に県内の中学校に公募を行い、モデル校を選定。6月以降、年明けの1月までをめどに、ICTを活用した遠隔指導や講師の派遣による指導を複数回にわたって実施していく。

 2種類のプログラムを予定しており、一つは競技の専門外の顧問がいる6つ程度の運動部を対象に、栃木県スポーツ協会が連携して、競技の専門の指導者がタブレット端末を使って遠隔で指導したり、学校に赴いたりして指導に当たる。

 もう一つは1~2校程度での、全運動部の生徒を対象にしたトレーニング指導。とちぎスポーツ医科学センターのトレーナーが、スポーツ医科学に基づく短時間で効率的なトレーニングについて遠隔で指導したり、学校に行って指導した様子を動画で撮影してホームページで配信したりすることで、多くの学校で活用することを視野に入れている。

 県教委の担当者は「例えば柔道など、専門の指導者が学校現場にいない部活動もある。本県の部活動は比較的短い時間で行われている傾向があり、スポーツ医科学に基づいて、短時間で効率的な指導をすることは、教員の負担軽減の観点からも有意義だ」と話している。

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