4月の児童生徒感染者数、減少するもなお10万人超 文科省

 新型コロナウイルスによる4月の児童生徒の感染者数は10万9095人で、3月よりも4万人余り減少したもののなお10万人を超え、引き続き感染者数が高止まりしていることが5月13日、文科省の集計で分かった。2月の児童生徒の感染者数についても報告が増え、15万469人に上方修正した。また、今年1月から4月までの累計では、全ての学校種を通じて「感染経路不明」が最も多く、次いで「家庭内感染」が多かった。

児童生徒の感染者の推移(月別)

 4月の児童生徒などの感染者は▽幼稚園 2760人▽小学校 6万2849人▽中学校 2万795人▽高校 2万1874人▽特別支援学校 817人――の計10万9095人。第6波のピークとなった2月の24万5657人からは大幅に減少しているが、それでも10万人を超えて高い水準が続いている。同一の学校で感染者が5人以上確認された事例は▽小学校 2496件▽中学校 939件▽高校 738件▽特別支援学校 38件――で、3月に比べ、全校種で半分以下の水準となった。

 3月の感染者数についても、先月の集計時点よりも各自治体からの報告数が積み上がり、▽幼稚園 4959人▽小学校 9万8895人▽中学校 2万5435人▽高校 1万9421人▽特別支援学校 1759人――の計15万469人になった。

 また、今年1月から4月までの累計では、全校種で感染経路は「感染経路不明」が約6割と最も多く、次いで「家庭内感染」が約3割だった。学校内感染は全体の約1割にとどまっているが、高校では2割に上ったのに対し、小学校・中学校・特別支援学校は1割以下となり、校種による違いがある。集計を始めた昨年6月以降、小学校と中学校の感染経路では「家庭内感染」が最も多かったが、第6波になって「感染経路不明」が多い傾向が続いている。

 教職員の感染者数は、今年1~4月の合計で、4万705人だった。感染経路を見ると、「感染経路不明」が63%で最も高く、次いで「家庭内感染」が28%、「学校内感染」が7%。学校内感染の経路を詳細に見ると、「同一クラス」が36%を占め、次いで「職員室」での感染が18%と多かった。続いて、「同一の学年」が8%、「同一部活動」による感染が10%だった。

 同省では「全体の感染者数が減少傾向にあり、児童生徒の感染者数も減少が続いている。ただ、ゴールデンウィーク明けの全体の感染者数は増加傾向にあり、今後の数値を注視している」(初等中等教育局健康教育・食育課)と話し、引き続き感染対策の徹底を呼び掛けている。

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