国際学生科学技術フェア(ISEF)、高校生ら4人に優秀賞など

 世界各国の高校生らが参加した国際的な科学技術コンテスト「リジェネロン国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)」で日本から4人が部門優秀賞などを獲得したと、文科省が5月16日、発表した。同時に、この4人を含む同コンテストの参加者21人に対する文科大臣表彰なども発表された。

 ISEFは、世界各国から参加した高校生らが個人またはチームで科学技術に関する研究成果を競い合う世界最大規模の国際コンテストで、米国で毎年開催されている。2022年は73回目の開催で、60以上の国と地域から1750人が参加。日本は64回目の参加となった。

 審査は22年5月4~5日(現地時間)にジョージア州アトランタでオンラインで行われ、日本からは国内のコンテストで上位成績を収めた21人が個人とチームで参加した。審査は研究の課題設定、計画と手法、実施、創造性、プレゼンテーションを評価対象として行われ、研究分野別に設定された21の部門ごとに、1等から4等までの優秀賞などが選出されたほか、企業、学会、政府団体からさまざまな特別賞が与えられた。

 その結果、河原永昌さん(三重県立伊勢高校3年)がテーマ 「卵を産まない寄生バチの雌が種を保存する!? 」で動物科学部門優秀賞3等▽近藤惇さん(京都橘高校2年)がテーマ「持続可能な食料生産を目指して」で地球環境科学部門優秀賞4等▽中島里菜さん(大阪教育大学附属高校天王寺校舎3年)がテーマ 「水中を落下するふたつの液滴が相互に与える影響」で物理学・天文学部門優秀賞4等――に輝き、同時に文科大臣表彰も受賞した。

 また、村松亮さん(株式会社 ISHIZUE取締役、東京工業大学附属科学技術高校出身)がテーマ「高次楽器音分離モデルの軽量化」で特別賞米国人工知能学会(AAAl)奨励賞を受賞し、合わせて文科大臣特別賞も受けた。

 このほかの文科大臣特別賞は次の通り。

【個人研究】

 桐生有喜さん(東京大学1年、静岡サレジオ高校出身)、テーマ「素数を法とする冪剰余について~メルセンヌ素数のパターン解明と新素数発見を目指して~」▽松井了子さん(玉川学園高等部3年)、テーマ「熟成梅酒が琥珀色になる理由」▽石原亜侑美さん(就実大学1年、ノートルダム清心学園清心女子高校出身)、テーマ「麦踏みの効果~踏まれた麦の地下部では何が起こっているのか?~」▽岩佐茜さん(群馬工業高等専門学校4年)テーマ「水溶液のpH差を利用した水の低電圧電気分解によるエネルギー創成」▽岸優夏さん(大妻嵐山高校2年)、テーマ「錬金術師の夢の改良」▽加藤朋大さん(宮崎県立宮崎西高校3年)、テーマ「過酸化水素水を用いたリグニンの改質」

【チーム研究】

 石橋侑葉さん(長崎県立長崎西高校3年)、古堅乃唯さん(同)、テーマ「ハナアブのホバリングのメカニズム- ホバリングをつかさどる第二の小さな翅 -」▽木津初音さん(静岡理工科大学静岡北高校3年)、山本陽向さん (同)、安藤優花さん(同2年)、テーマ「空気と海水からアンモニアをつくる」▽酒本莉花さん(鳥取県立鳥取西高校3年)、片山千佳子さん(同)、森鑑さん(同)、テーマ「スナヤツメの砂泥中行動を音響解析で『可視化』する」▽有村季来里さん(崇城大学1年、鹿児島県立国分高校出身)、重信佳穂さん(鹿児島県立国分高校3年)、冨田まりあさん(同)、テーマ「オキナワカブトを守れ!」

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