子どものスマホ利用ルール 約4割の家庭が「1つもない」

 子どものスマートフォンの利用に関するルールが1つもない家庭が約4割に上ることが、総務省がこのほど公表した「ペアレンタルコントロール」についての実態調査で明らかとなった。アプリを利用する際に推奨年齢や対象年齢を確認していない保護者も約半分を占めるなど、発達段階に応じて保護者が子どものインターネット利用を管理する「ペアレンタルコントロール」の有効性と課題が浮かび上がった。

 5月10日に公表された調査報告書によると、就学前から高校生までの子どもがいる保護者6500人が回答したアンケートで、子どものスマートフォンの利用に関する家庭内ルールの状況を尋ねたところ、利用時間帯に関する約束(24.8%)や情報の取り扱いに関する約束(25.6%)、トラブル時は必ず相談する約束(25.3%)などが、比較的多くの家庭で家庭内ルールとして定められ、守らせていることが分かった。一方で、家庭内ルールが1つもない家庭も37.1%あった。

スマートフォンへのアプリのダウンロードの管理状況

 また、子どものスマートフォン利用でアプリを「本人が自由にダウンロードできる」と答えた割合は全体で42.7%で、年齢が上がるにつれて増加し、子どもが中学生になると32.8%に、高校生になると68.6%にまで上った。利用しようとするアプリについて、その対象とする年齢や推奨する年齢を確認しているかを尋ねると「確認して、守らせている」と答えた割合は全体で48.9%で、年齢が上がるにつれて減少していき、中学生までは半数を超えていたが、高校生になると34.2%にまで落ち込んだ。

 さらに、家庭内ルールとフィルタリングサービスの利用がインターネット上のトラブルの遭遇に関係するかを分析したところ、「家庭内ルールあり・フィルタリングサービスあり」の場合は、両方ない場合と比べてトラブルに遭遇しない確率が8.4%高く、「家庭内ルールあり・フィルタリングサービスなし」の場合は、両方ない場合と比べてトラブルに遭遇しない確率が7.7%高かったが、「家庭内ルールなし・フィルタリングサービスあり」の場合には、有意な影響がみられなかった。加えて、アプリの推奨年齢・対象年齢を守らせている場合は、そうでない場合に比べてトラブルに遭遇しない確率が18.3%高いことが分かった。

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