のみが当たり出血した生徒が死亡 工科高校の実習で事故

 愛知県教委は5月16日、三河地区にある県立工科高校で、実習に使用していた工具の「のみ」が体に当たり、大動脈を傷つけて入院していた2年生の男子高校生が12日に亡くなったと発表した。県教委では他校でも実習を当面の間中止とし、検証委員会を立ち上げて再発防止策を検討する方針。現時点で指導上の問題はなかったとしている。

 県教委によると、事故は木材加工の実習中、のみの柄の部分に取り付けてある「かつら」と呼ばれる金具を調整するため、金槌でのみをたたく作業を行っていた際に発生。亡くなった男子生徒は左足の付け根にのみの刃が当たり、大動脈を傷つけて出血した。すぐに病院に搬送され、緊急手術をして一命は取り留めたものの、再び出血し12日に死亡した。

 事故を受け、県教委は学校にスクールカウンセラーを派遣し、生徒らの心のケアに当たるとともに、再発防止策を検討するため、事故検証委員会を設置する。また、実習の安全な指導手順を点検するため、他の工科高校での実習も一時的に中止している。

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