給食への金属片混入 報告後もちくわの使用を継続、北九州市

 学校給食に金属片の混入が相次いだ北九州市は5月17日、金属片は給食で提供されていたちくわが原因だったと発表した。ちくわを納入している業者で、機械の部品の一部が混入したとみられる。市教委は、最初に学校から報告があった後、原因の特定に至らなかったため、小さくすれば調理の段階で異物を見つけられるとして、給食に同じちくわの使用を続けていた。

 市教委によると、11日に市立中学校の給食で出された「ちくわのお茶の葉揚げ」を口にした生徒が、長さ2センチ、太さ1ミリ程度の金属片を口にしてしまう事故が発生。中学校からの報告を受けて、市教委は給食を調理している施設の調理器具や部品の点検、食材の納品業者への確認などを行ったが、その時点では原因が特定できなかった。

 13日には同じ「ちくわのお茶の葉揚げ」を他の地区でも提供予定だったため、市教委では、金属片が混入していれば調理段階で発見できるようにと、ちくわを1センチ幅に刻み、小麦粉や茶葉を使わないといった対応策を指示。しかし、13日に提供された「ちくわの甘露煮」では、調理段階で金属片が混入していることを発見できず、小学校の児童が配膳時に発見した。

 その後、金属片はちくわを納入している業者の製造過程で、機械の部品の一部が混入したとみられることが分かった。

 最初に金属片の混入が発覚した後の対応について、市教委の担当者は「混入の原因について特定できず、あらゆる可能性が考えられたための判断だったが、結果的に配膳した段階で見つかることになってしまい、われわれとしても反省点がある」と説明している。

あなたへのお薦め

 
特集