大学発ベンチャーが3000社突破 過去最高の伸び、経産省

 昨年10月時点で大学発のベンチャー企業の数は3000社を超え、2020年度から400社以上増加して過去最高の伸びとなったことが、経産省が5月17日に公表した「大学発ベンチャー実態等調査」で明らかとなった。

 この調査では、大学で達成された研究成果に基づく特許や新技術・ビジネス手法を事業化する目的で新規設立された「研究成果ベンチャー」、創業者の持つ技術やノウハウを事業化するために、設立5年以内に大学と共同研究などを行ったベンチャーを「共同研究ベンチャー」、既存事業を維持・発展させるために設立5年以内に大学から技術移転などを受けた「技術移転ベンチャー」、大学と深く関連し、現役の学生が関係した「学生ベンチャー」、大学からの出資があるなどの「関連ベンチャー」を「大学発ベンチャー」と定義。年度ごとにその設立状況を追っている。

大学発ベンチャーの推移

 調査結果によると、今回の21年度の調査で存在が確認された大学発のベンチャーは3306社で、前回調査の20年度よりも401社増加し、企業数と増加数共に過去最高となった。

 定義別の大学発ベンチャーの割合は▽研究成果ベンチャー 53.8%▽共同研究ベンチャー 7.0%▽学生ベンチャー 22.9%▽関連ベンチャー 13.3%――などだった。

 大学別でみると、最も多いのは東京大学の329社(前回調査比6社増)、次いで京都大学の242社(同20社増)、大阪大学の180社(同12社増)、筑波大学の178社(同32社増)の順で、1位から4位の顔ぶれは前回調査と変わらなかった。私立大学では5位になった慶應義塾大学の175社(同85社増)が最多だった。企業数は調査時点で把握した数のため、必ずしも前年度との差は新規設立数ではない。

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