高校生の採用意欲高まる 3分の1の企業が求人募集増やす

 今年度に高校を卒業する高校生の就職活動が本格化するのを前に、高校生の就職・採用活動を支援しているジンジブは6月1日、企業の新卒採用担当者に行ったアンケートの結果を公表した。昨年に比べて高校生の採用を増やすと答えた担当者は3分の1以上を占めるなど、企業の採用意欲が高まっていることが伺える結果となった。

昨年と比較したときの高校生の求人募集人数の増減

 それによると、高校生の採用を1年以上行っていると回答した人に、昨年と比べた求人募集人数の増減を尋ねたところ、▽増やす 35.0%▽変わらない 49.3%▽減らす 5.6%▽採用をやめる 0.7%▽未定・分からない 9.4%――だった。業界別にみると、運輸業や製造業、建設業で求人募集が増えている傾向にあった。

 昨年よりも高校生の求人募集人数を増やすと回答した人にその理由を複数回答で聞くと、最も多かったのは「若手人材の採用に力を入れるため」(70.0%)で、次いで「業績向上における事業拡大のため」(50.0%)、「高卒人材が自社に合っていると感じたため」(49.0%)などが続いた。

 一方で、今年3月に高校を卒業した高校生の新卒採用の状況について尋ねたところ、▽充足した 36.7%▽充足していないが少なくとも1人は採用できた 40.6%▽1人も採用できなかった 17.5%▽答えられない・分からない 5.2%――となり、採用がうまくいっていないケースも多いことが浮き彫りとなった。充足しなかった理由を複数回答で聞くと「応募者が集まらなかったため」(54.8%)や「コロナの影響で採用活動ができなかったため」(41.6%)などが挙がった。

 コロナ前と現在で高校生への採用活動で変わったこと(複数回答)では、「高校訪問ができなくなった・減った」(46.5%)や「採用イベントの減少」(46.5%)、「職場見学の受け入れができなくなった・減った」(36.7%)といった課題が寄せられた。

 アンケートは4月14~16日にインターネット、4月13~22日にメールで実施。企業の新卒採用の担当者540人が回答した。そのうち、高卒採用を実施するのは295人。

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