年収990万、市立高校の魅力化推進で校長公募 北九州市教委

 北九州市教委は5月31日、北九州市立高校の校長職を公募すると発表した。外部人材ならではの大胆な発想や幅広いネットワーク、マネジメント力を生かして、「市高の魅力向上」を推進してもらうのが狙い。年齢制限はなく、教員免許や教員経験の有無も問わない。募集は民間の転職情報サイトを活用し、同校の生徒とのディスカッションによるユニークな選考も行われる予定。合格者は任期付き職員として採用され、校長の間の年収は約990万円となる。

 市内唯一の市立高校である北九州市立高校は、1963年に開校(発足時は市立戸畑商業高校)し、現在は普通科と情報ビジネス科を置く。昨年4月に同市教委が公表した「北九州市における後期中等教育機関の今後の方針について」に基づき、今年度から文科省の指定を受けて「地域社会に関する学科」の設置検討を進めるなど、教育内容の充実を図っている。

 同市教委の担当者は「多くの生徒から選んでもらえる魅力ある学校にしていくために、学科の構成など、方向性を決める時期にきている。このタイミングで、学校に新しい風を入れていきたい」と校長公募に至った経緯を説明する。募集には民間の転職情報サイトを活用し、幅広い人材を集めたいとしている。

 募集人数は1人。受験資格は▽民間企業や行政機関、研究・教育機関などにおいて、管理職の経験またはそれと同等の経験を有すると認められるもの▽申し込み時点で北九州市立学校(園)の教職員でないもの▽日本国籍を有するもの▽地方公務員法第16条および学校教育法第9条の欠格条項に該当しないもの━━としている。年齢についての制限はなく、教員免許や教員経験の有無は問わない。特定任期付職員として、校長の期間の年収は約990万円を予定している。

 また、二次選考では、同校の生徒(5~10人程度)とのディスカッションによるユニークな選考が予定されている。受験者は「これまでの経験を生かして、校長としてどんな市立高校にしていきたいか」をテーマにプレゼン後、その内容について同校の生徒から質問を受けるなどする。こうした選考方法について、同市教委の担当者は「学校で一番大切なのは生徒との関わり方。生徒とのディスカッションを通して、生徒とどのような話をするのか、どのように生徒から話を引き出していくのか、といったことを見ていきたい」と話す。

 募集期間は6月6日から7月3日までで、書類選考後、1次選考、2次選考を経て、8月下旬に最終合格者を発表予定。転職サイト「エン転職」でも6日から採用ページを公開する。合格者は原則として10月から副校長として任用され、来年4月からは校長として任用される。

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