大学の授業「全面対面」が大幅増 今年度前期、文科省調べ

 全国の国公私立大学などで、今年度前期の授業のうち半分以上を対面授業とすると予定した大学などが99.3%に上り、中でも「全面対面」「ほとんど対面」と答えた大学が大幅に増加したことが、文科省が6月6日までに公表した調査で明らかになった。「全面対面」と答えた学校は646校で55.5%となり、前回の36.2%から20ポイント近く増加。「ほとんど対面」も376校で32.3%と、前回の28.7%から増加した。

昨年度後期と今年度前期の授業の実施方針

 今回の調査では全ての国公私立大学・短期大学・高等専門学校に対し、今年3月22日時点での今年度前期の授業の実施方針について尋ねた。半分以上を対面授業とする予定とした大学は、1165校中1157校(99.3%)。「全面対面」「ほとんど対面」が計20ポイント以上増加する一方で、「7割が対面」「半々で対面」はそれぞれ約10ポイント減少した。

 「全面対面」ではない大学に、学年別の授業実施方針を尋ねたところ、いずれも「ほとんど対面」が7割台となり、学年ごとの大きな差は見られなかった。また「全面対面」ではない大学のうち、コロナ前と異なる方針について学生が「ほぼ全員理解」「大多数が理解」していると答えた割合はそれぞれ44.8%、43.3%で、合わせて9割近くに上った。

 さらに「全面対面」ではない大学のうち98%が、新入生やこれまで学修に制約があった在学生に配慮をしていると答え、最も多いのは「学生の通信環境確保を支援」、次いで「相談窓口の強化など」だった。大学の施設の使用可否については、77.9%の大学が施設の利用を「全面的に可能」としており、22.1%が「一部利用可能」とした。「立ち入り禁止」としている大学はなかった。

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