特別支援学校教諭免許状コアカリ案 パブコメ募集を開始

 特別支援教育を担う教員の専門性の向上を目指し、文科省の検討会議が取りまとめた「特別支援学校教諭免許状コアカリキュラム」について、文科省は6月7日までに、パブリックコメントの募集を開始した。同コアカリキュラムは、教職課程の内容や水準を全国的に担保するため、小学校などの教職課程と同じく、特別支援学校の教諭が共通して習得すべき資質・能力を示すことが狙い。募集期間は7月1日まで。

 同コアカリキュラムは、昨年10月に文科省に設置された「特別支援教育を担う教師の養成の在り方等に関する検討会議」と、同会議の下に設置されたワーキンググループで議論され、今年3月末に取りまとめが行われた。今年7月以降、このコアカリキュラムを元に大学の教職課程の点検・見直しを行い、2023年または24年4月から、コアカリキュラムに基づく教職課程を開始するスケジュールが示されている。

 コアカリキュラム案では、「基礎理論に関する科目」(第1欄)に加え、視覚障害者・聴覚障害者・知的障害者・肢体不自由者・病弱者(身体虚弱者を含む)といった障害種に応じた「特別支援教育領域に関する科目」(第2欄)を設けているほか、「免許状に定められることとなる特別支援教育領域以外の領域に関する科目」(第3欄)で重複障害者・発達障害者に関する教育を位置付けている。

 また、特別支援教育に関する科目の単位の修得方法を定めた教育職員免許法施行規則の部分について、▽心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程および指導法に関する科目に、各特別支援教育領域に関する自立活動に関する内容を含むこととする▽知的障害者に関する教育の領域における心身に障害のある幼児、児童または生徒の教育課程および指導法に関する科目に、そのカリキュラム・マネジメントを含むこととする▽第3欄に掲げる科目に、重複障害者および発達障害者に関する教育を含むこととする――と改正する。

 審議まとめ案に対するパブリックコメントは、専用のウェブフォームで7月1日(必着)まで受け付けている。意見募集要項、コアカリキュラム案や省令案などはe-Govのウェブサイトで確認できる。

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