文科省「リアル体験推進チーム」設置へ 官民で体験活動充実

 文科省は今年8月末までに、子供たちの学校内外での体験活動を充実させるための「リアル体験推進チーム」(仮称)を立ち上げると、このほど発表した。同省のほか、自治体・教育委員会、企業、青少年団体、NPOなどから約20人が参画し、官民協働で子供たちの体験活動の推進に向けた企画・立案を行う。

 今回の「リアル体験推進チーム」は、今年2月に同省が公表した「教育進化のための改革ビジョン」において掲げられた「地域や企業の力を巻き込んだ学校運営や『リアルな体験』機会の充実」の一環として設置するもの。

 今月11日には末松信介文科相が関西の経済界と協議し、▽経済界の協力を得て、子供の体験活動の量的・質的な充実を目指す▽働く人が学校や地域の活動に参加しやすい環境作りを目指す▽経済界との対話を促進し、体験活動における学校と地域・企業の連携体制の構築を目指す――とする「子供の体験活動推進宣言」を発表した。

 文科省は今後、この宣言に賛同する企業、自治体・教育委員会、青少年団体、NPOなどを募集し、8月末に初会合を開くことを目指す。12月末までに数回の会合を経て、体験活動の推進方策案を策定し、来年1月以降にそれぞれの団体で推進方策を実施していく。検討する内容としては▽企業と教育関係者とのマッチングの強化▽企業側の参加インセンティブの拡充▽教育関係者の参加を促進する仕組みの構築――などを想定している。

 文科省の調査では「小学生の頃に自然体験活動といった体験活動などを多くしているほど、自尊感情、向学校的な意識、外向性などの非認知能力が高くなる傾向がみられる」とされている。一方で国立青少年教育振興機構の調査では、自然体験に関する行事に参加した子供の割合は50%程度にとどまっており、体験活動を充実させる必要性が指摘されていた。

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