ヤングケアラーの相談対応 教職員向け専用ダイヤル開設

 学校でヤングケアラーの子どもを発見し、福祉などの必要な支援につなぐために、東京都教育委員会は6月20日までに、教職員向けに福祉の専門家である「ユースソーシャルワーカー」が相談に乗る「ヤングケアラー相談専用ダイヤル」の運用を開始した。ヤングケアラーの支援において学校が果たすべき役割を理解してもらうための、教職員向けデジタルリーフレットも作成した。

都教委が作成したヤングケアラーに関する教職員向けデジタルリーフレット(都教委HPより)

 ヤングケアラーは家庭内のデリケートな問題であることから表面化しにくく、学校で子どもの様子からどれだけ気付けるかが早期発見の鍵を握る。そのため、今回作成されたリーフレットは「見付けてつなぐ」をキーワードに学校の役割を整理。教職員がヤングケアラーについて理解し、子どもとの対話や観察から気付いた変化を福祉などの関係機関につなぎつつ、学習面などを中心に本人の自己実現を支援していくことの重要性を解説し、「遅刻や早退が多い」「幼いきょうだいの送迎をしていることがある」「周囲の人に気を遣いすぎる」など、ヤングケアラーの可能性がある子どもの傾向をチェックリスト形式で紹介している。

 社会福祉士などの国家資格があり、一部の都立高校などに派遣される形でスクールソーシャルワーカーに準じた業務を行うユースソーシャルワーカーが応対する専用ダイヤル(電話03-5320-7785)は、平日の午前9時から午後5時まで対応し、都内の学校の教職員からのヤングケアラーの子どもたちに関する相談に乗る。公立学校だけでなく、私立学校の教員からの相談も受け付ける。

 また、子どもや保護者からのヤングケアラーに関する相談は引き続き、教育相談一般・東京都いじめ相談ホットライン(電話0120-53-8288)で対応している。

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