早期から学校現場を体験 埼玉県教委が学生向け「教師塾」

 埼玉県教育委員会は6月20日までに、教員志望の大学生を対象に7月から、県内の小中学校で教員の仕事を体験するプログラム「彩の国かがやき教師塾」を開始すると発表した。大学生の早い時期から学校現場で教員の仕事を体験することで、その魅力を感じてもらい、志望者の増加や資質の向上につなげたい考え。

 「彩の国かがやき教師塾」では、県と提携する大学・短大で小学校教員養成課程・中学校教職課程を履修する大学2年生・短大1年生向けの「ベーシックコース」(200人程度)と、小中学校教諭1種免許状を取得見込みの大学3年生などを対象とした「マスターコース」(80人)の2つを展開する。実施期間はベーシックコースが7月から来年10月まで、マスターコースが来年1月から2024年1月まで。

 「ベーシックコース」では学習指導の補助や学級担任の補助などの学校体験ボランティアを通じて、教員の仕事の魅力を感じてもらう。活動時間は60時間以上(80時間が上限)だが、大学の授業などと両立しやすいよう、受け入れ先の学校と相談の上、各回の活動時間は柔軟に決められるようにする。

 また「マスターコース」は学校体験実習に加え、県教委などによる月1回程度の講演や講義・演習の機会を設け、専門知識と学校現場での実践力をバランスよく育成するほか、県の教育施設での宿泊学習などに参加して子供たちと触れ合ったり、指導したりする経験を積む。同コースに教育実習を含めることもできる。

 県教委の担当者は「早い段階から学校現場を体験してもらい、そこで働く先生たちの気概や、教員という仕事の魅力を感じてもらいたい」と話している。

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