日本語学習サイトにウクライナ語版 文化庁

 ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、文化庁は6月30日、外国人向けの日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」に、新たにウクライナ語版を追加し、運用を開始した。同庁のウクライナ支援策の一つで、サイトでは同国からの避難民が日本で円滑に暮らせるように、さまざまな生活のシーンごとに応じた日本語が学べるようになっている。

ウクライナ語版が追加された文化庁の日本語学習サイト

 ウクライナから日本への避難民は6月時点で約1300人。多くが家族・親類、企業や教育機関を頼って来日、全国各地で暮らしている。生活に必要な言葉の習得のために文化庁と出入国在留管理庁では、これまで地方自治体における避難民に対する日本語教育への補助のほか、一時滞在施設での対面指導、通訳者の不在など自治体での対応が困難な場合のICTを活用した支援などを行ってきた。

 このサイトは文化庁の「生活者としての外国人」のための日本語教室空白地域解消推進事業の一つで、地方に住んでいるため対面での学習機会が得られないなど、さまざまな事情で日本語習得が困難な外国人に対して時間的、距離的な課題を解消するために提供されている。これまでは英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、インドネシア語など14言語に対応しており、この日からウクライナ語とロシア語が加わった。

 内容は、「ちょっと声を掛けたいとき」「買い物をするとき」「注文するとき」「近所の人に会ったとき」「人の家を訪問するとき」「質問したいとき」といった場面で日常よく使うフレーズをはじめ、難易度に応じた3段階の生活シーンごとの会話が動画を中心に分かりやすく紹介されている。

 無料で登録も不要。パソコンのほかスマートフォンにも対応している。地域の日本語教室や自習などで素材としての使用を想定している。

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