高校硬式野球部員数が8年連続減 新入部員は8年ぶり増

 夏の甲子園大会(8月6日開幕)が始まるのを前に、日本高等学校野球連盟(高野連)はこのほど、高校の硬式野球部の部員数が5月末の調査時点で前年より3023人減の13万1259人となったと発表した。2015年から8年連続の減少。一方、新入部員(1年生)は前年より382人増の4万5246人で、前年より増えるのは14年以来、8年ぶりだった。加盟校数は前年より33校減の3857校だった。

 調査結果によると、今年5月末時点で1年生が4万5246人(前年比382人増)、2年生4万2373人(同3077人減)、3年生4万3640人(同328人減)の計13万1259人(同3023人減)。これまでで最も多かったのが14年の17万312人で、この翌年から減少傾向となっている。

 都道府県別では減少幅が大きい順に神奈川227人、東京213人、兵庫188人。部員数が最も多いのが東京9135人、愛知7054人、神奈川6253人。最少が鳥取で722人。

 3年生まで継続した部員の割合は92.7%となり、1984年の集計開始以来、最高を記録した。今の3年生はコロナ禍で1年生時の夏の甲子園大会が中止となった世代。

 今年の新入部員が増加したことについて、アマチュア野球に詳しいスポーツライターで国士舘大学非常勤講師(メディア論)の津田俊樹さんは「高校の硬式野球部といえば昔は練習も時間が長く厳しかったり、丸坊主が強制されたりもしていたが、今では普通の髪の長さの選手も多くなり、いわゆる強豪校でも勉強との両立を目指すなど部活動を巡る環境が変わり始めて、生徒も取り組みやすくなったといった事情があるのでないか」と解説。さらに「大リーグで活躍する大谷翔平選手の飛び抜けた活躍も背景にあるのでは」と分析した。また継続率が高くなったことについても、「コロナ禍で思うように練習や試合ができない時期もあったと思うが、その分部員で一緒にやろうという結束が固まった結果」とみている。

 一方、加盟校数は05年の4253校がピークで、以降一貫して減少傾向となっており、17年から4000校を割り込んでいる。

0 コメント
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る

あなたへのお薦め

 
特集