既卒者の学校推薦型選抜で 東大が卒業後の記載を可能に

 東京大学は7月15日、2023年度の入試要項を公表し、学校推薦型選抜の受験生について、新たに高校既卒者が高校を卒業した後の活動を、高校側が作成する同学共通様式の提出書類・資料の中に記載することを認める方針を示した。25年度の学校推薦型選抜からは、既卒者で出願可能な期間は、高校卒業後1年までとすることも予告した。

 同学によると、学校推薦型選抜ではこれまでも高校既卒者の受験は可能だったが、高校卒業後の活動について、同学で定める高校側が作成する受験生に関する書類や資料には、高校卒業後の活動を記載できるものがなかった。そこで、23年度の学校推薦型選抜の学生募集要項では、既卒者の卒業後の活動報告についても、これらの書類・資料に添付することができることを明記した。

 また、入試に関して受験生の準備に大きな影響や変更がある場合には、2年程度前に予告・公表する、いわゆる「2年前ルール」にのっとり、25年度の学校推薦型選抜からは、既卒者で出願可能な期間は高校卒業後1年までとすることも決めた。

 今回の取り扱いについて、同学の入試担当者は「学校推薦型なので、受験生の高校での活動を対象としているが、救済措置として卒業後1年までの延長を認めた。これまでの合格実績でも、卒業後1年までが妥当だと判断した。2年目以降になると高校側の推薦書類を作る負担が増えるのではないかと懸念している」と説明。その他の書類・資料と同様に、高校卒業後の活動についても一つの材料と位置付け、あくまで総合的に評価していくとした。

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