大雨で臨時休校728校、短縮授業393校 敷地内で土砂崩れも

 7月14日から19日にかけての記録的な豪雨の影響で、19日午後4時現在、13府県728校が臨時休校、11県393校が短縮授業となったことが文科省の取りまとめで分かった。文科省では14日に「災害情報連絡室」を設置。全国の国立大学法人、都道府県の教育委員会などに対し、児童生徒の安全確保と被害状況の把握、二次災害防止を要請した。

 文科省の取りまとめによると、14日からの大雨で臨時休校となったのは、県別に広島205校、福岡191校、長崎91校、佐賀、大分各55校、山口、熊本各46校、島根23校、岡山8校、京都4校、鳥取2校、宮城、鹿児島各1校。種別では、▽幼稚園21園▽小学校372校▽中学校171校▽義務教育学校、中等教育学校計8校▽高校104校▽特別支援学校42校▽大学、高等専門学校計10校。

 短縮授業になったのは、▽幼稚園7園▽小学校240校▽中学校116校▽高校22校▽特別支援学校5校▽大学2校▽専門学校1校――だった。また避難所となった学校は、福岡26校、広島2校、宮城1校の計29校。土砂崩れや雨漏りなど物的な被害を受けた学校は、宮城14校、埼玉、長崎、熊本各1校の合計17校に上った。

 このうち、宮城県岩出山高校(佐々木英貴校長、生徒135人)では学校に続く唯一の通学路や校舎横など8カ所で土砂崩れが起こり、テニスコートなどに土砂が流れ込んだため19~22日まで臨時休校とした。生徒や教職員の人的被害は確認されていない。23日から夏休みに入るため、2学期再開までに復旧に取り組む。

 同校の小室昌弘教頭によると、雨は15日夜から強くなり始め、16日にはバケツをひっくり返したような状態になり、以降は断続的に降り続いているといい、「数年前から時々強い雨が降っていたが、これほどの雨はなかった」と述べた。当面の間、生徒や保護者の学校への立ち入りを禁止し、部活動も敷地外で行うことを決定した。22日の終業式も中止し、成績表は郵送する。休校した授業の代替については、夏休みを短縮し行う方針。しかし、「土砂にどれだけ水分が含まれているか分からず、撤去作業のめどが立っていない」(小室教頭)という。

 18~19年にかけて、記録的な豪雨や台風が発生し、校舎や屋内運動場が損壊、浸水するなどの被害が生じたことから、文科省は20年に風水害対策のパンフレット「台風等の風水害に対する学校施設の安全のために」を作成した。風水害に対して、学校施設の安全の確保や被害の軽減のため、施設面について点検、実施されることが望まれる措置等のポイントをまとめている。

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