埼玉県教委と東大が連携協定を締結 理数教育推進で

 県立高校での理数教育と探究活動の推進を主な目的として、埼玉県教育委員会と東京大学生産技術研究所はこのほど、連携協力協定を締結した。同研究所次世代育成オフィス(ONG)が開発してきた教育プログラムと教育コンテンツなどを使用し、同県における理数系人材の育成を強化していく。

 同県教委では現在、「世界をリードする科学技術人材育成事業」を進めており、世界で活躍する科学技術人材を育成するため、科学・技術・工学・数学などの分野を横断した課題解決能力の充実を図っている。これまでに同研究所と県立高校との間でワークショップなど個別の取り組みがあったが、今回の協定締結により、全県下で理数教育をさらに大きく展開していく狙いがある。

 連携協力の主な内容は、①同研究所の研究者の出張授業や研究室の見学、ワークショップや研究についてのアドバイスなどを通して、高校における発展的な科学研究に取り組む②ONGで開発された探究活動プログラムを通して、生徒自身が問いを設定し、解決するための深い学びへと発展させていく力を身に付けることを目指す③東大グローバルサイエンスキャンパスなどで培われた探究活動に基づき、県教委が現状分析から課題解決に向けた検証を行うことで、教科横断的な学びや探究活動教育の発展を進める――など。

 同県教委高校教育指導課では、今回の協定締結を機に、「最先端の研究や学習プログラムに触れることで、生徒の資質向上はもちろん、教員も刺激を受けることを期待している」と話している。

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