文科相「3回目接種」を呼び掛け 若年層の低接種率を受け

 新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大する中、10代から30代の若年層のワクチン追加接種(3回目接種)率が低いとして、末松信介文科相は7月29日の閣議後会見で、「若い人であっても重症化したり症状が長引いたりする可能性がある。ワクチン接種は自身だけではなくて家族、友人、高齢者など大切な方を守ることにもつながる」として、可能な限り早い3回目接種を呼び掛けた。これに先立ち文科省は7月26日付で都道府県と政令市の教育委員会などに、所管の学校に対する追加接種の情報提供に協力するよう求める事務連絡を発出した。

閣議後会見する末松文科相

 国のまとめでは、7月25日現在で12~19歳の3回目接種率は33.2%。65歳以上の高齢者などと比べ、3回目接種可能時期が遅いこともあるが、全体の62.8%を大きく下回っている。

 事務連絡によると、学校は夏休み中であるものの、幼児と児童生徒の学びの場を守り、教育活動を継続していく観点から、この期間を活用して希望する教職員が接種を受けられるよう、学校側も接種の呼び掛けを行うことを各教委に求めている。

全体および世代別の3回目接種率

 また接種は強制ではなく、生徒や保護者の判断が尊重されるべきものとした上で、「新型コロナワクチンの3回目接種は、12歳以上の者が受けることが可能であると改めて示し、生徒や保護者が自ら接種の判断ができるよう、ワクチンの効果や副反応、接種に関する相談先の情報等について十分に周知することが重要」とし、地域の衛生主管部(局)や保健所などの求めに応じた広報への協力を呼び掛けた。

 具体的には、新型コロナワクチンの接種に関する厚労省のリーフレットなどを学校や社会教育施設といった保護者が訪れやすい場所に置いたり、教委・学校などのホームページや校内ネットワークに掲載したりするなどし、希望する保護者らが必要な情報を取得できるよう求めた。

 新型コロナワクチンの接種に対する考え方や注意する点については、すでに2月21日付の事務連絡「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の幼児児童生徒に対する実施についての学校等における考え方及び留意点等について」に示されている。

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