GIGA端末活用、図書館とも連携を 文科省が事務連絡

 GIGAスクール構想によって整備された1人1台端末の利活用が進む中、図書館の本や電子書籍などと組み合わせて効果的に学習を進められるよう、文科省は8月2日、各都道府県・政令市の図書館・学校図書館担当課長などに対して事務連絡を発出し、学校図書館の環境整備と積極的な活用、公立図書館の電子書籍貸し出しサービスとの連携などを求めた。

 事務連絡では、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を通して児童生徒の資質・能力を育成するためには、教科書、資料集などの教材、書籍、新聞、雑誌、インターネットなどを「効果的に組み合わせて活用することが重要」とし、「授業の内容を豊かにしてその理解を深めたりする『学習センター』や、児童生徒の情報活用能力を育成したりする『情報センター』としての機能などを有する、学校図書館の利活用は大変有効」とした。

 その上で、図書の充実など学校図書館の環境整備と、学習活動における積極的な活用を図るよう促した。また一部の自治体では、公立図書館の電子書籍貸し出しサービスのIDを一括で発行している例があるとし、こうした取り組みが「各学校における学習活動のほか、長期休校期間中の児童生徒や、感染症や災害の発生などの非常時にやむを得ず学校に登校できない児童生徒の自宅などでの学習においても効果的である」とした。

 公立図書館との連携の例としては、大阪府東大阪市で「ひがしおおさか電子図書館」のIDを市内小中学校・高校の児童生徒に付与し、市で配布したiPadからアクセスできるようにしている事例や、北海道帯広市で市内の小中学生に対し、GIGAスクール端末のアカウント配布に合わせ、「電子図書館」で電子図書を借りられるIDを配布した事例を挙げた。

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