「教員増、GIGAスクール構想推進」を要望 自民文科部会

 自民党文科部会(山本朋広部会長)は8月4日、党本部で会合を開き、文科省から来年度予算の概算要求に向けた検討状況などについて説明を受けた。これに対して出席議員からは、教員・学校スタッフの充実、GIGAスクール構想の推進、部活動の地域移行に関する財源などに予算措置を求める声が上がった。

来年度の概算要求について文科省から説明を受けた自民党文科部会

 この日、行われたのは概算要求に向けてのヒアリング。文科省からは所管する各分野における現段階での検討状況の説明が行われた。会合後、説明にあたった宮内秀樹部会長代理によると、文科省からの説明を受けて各議員から要望や意見が相次いだ。

 その一つが学校現場の教員、スタッフの不足への対応。文科省の調査でも全国的な教員不足の実態が明らかになっており、解消策が喫緊の課題となっている。宮内部会長代理は「サポート体制を取るには、しっかり予算を取らなければいけないという発言が多くの議員からあった」という。

 また、小中学校で進められているGIGAスクール構想で1人1台端末がほぼ実現したことを受けて、具体的に今後どう使っていくのか、校務のDX化をどう進めていくのかも合わせて重要視して、予算を確保する必要があるという指摘もあった。

 さらに、来年度から進められることになった公立中学校における休日の部活動の地域移行に関しては、学校現場からさまざまな声が出ており、「具体的な取り組みをスタートしようとしている地域もあるが、簡単に進められる話ではないので本格的に取り組まないといけない。国が財政的なものも含めて用意して、進めていく必要がある」などと、国の財政支援を求める声が上がった。新たに金銭的な負担を関係者らに求めることになると、理解を得られないとの意見もあったという。

 また文科省の来年度機構・定員要求については、さまざまな社会的要請に対応しなければならない項目が増えている厳しい状況にあるとして、増員を求める要望もあった。

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