プレテストを土日に実施 約8万4千人が参加

プレテストの作問の狙いを説明する大学入試センターの職員=11月7日午後2時すぎ、文科省で、小松亜由子撮影

大学入試センターは11月10日と11日に、大学入学共通テストの2018年度試行調査(プレテスト)を実施した。20年度からの共通テストの「本番」を想定し、大学入試センター試験の利用大学を会場に行った。10日のみのA日程(国語、数学①)と、両日のB日程(国語、数学①、数学②、地理歴史・公民、外国語、理科①、理科②)で合わせて約8万4千人が参加した。

今回のプレテストでは、平均正答率を5割に設定。A日程は高校2年生以上を対象に、国語(100分)と数学①(70分)の試験を実施。B日程は現行の大学入試センター試験に沿った時間割を想定し、原則として高校3年生を対象に▽国語(100分)▽数学①(70分)▽数学②(60分)▽地理歴史(60分)▽公民(60分)▽理科①(60分)▽理科②(60分)▽外国語「英語」(80分)▽リスニング「英語」(40分)――を実施した。A日程は454会場で1143の協力校から約6万6900人が、B日程は74会場で708校から約1万7550人が参加した。

「国語」と数学①で実施する「数学Ⅰ・A」では、記述式問題が複数出題された。前回のプレテストでは、記述式問題の解答で採点判断のぶれや無回答が想定より多かったことを踏まえ、国語では解答要素を整理した上で「1文目で事例、2文目で理由を書く」など条件を限定。数学では数式のみを記述させる問題や、短い文章で端的に記述させる問題が出題された。

「英語」の筆記問題では「読むこと」の力を把握することを目的とし、発音、アクセント、語句整序などは出題されなかった。リスニング問題では、30問中15問で読み上げ回数を1回のみとした。

この他、科目によって当てはまる選択肢を全て答えさせる問題や、前問の解答に連動して正答が変わる問題、「解なし」が正答となる問題が出題された。

大学入試センターでは、プレテストの結果を分析・検証し、年度内に報告書を公表、来年度初めには各教科・科目の問題の狙いや実施方法などを通知する予定。

(各教科の問題の詳細は、本日付の電子版クローズアップに掲載)