就活費、コロナ前より4割減 オンライン実施が影響か

 2022年卒の大学生が就職活動に使った金額が平均7万2034円で、コロナ禍以前の20年卒と比べて約4割減少していることが、リクルートがこのほど発表した調査結果で分かった。新型コロナウイルス感染症の影響で説明会や選考がオンラインに移行し、交通費や宿泊費が減ったためと見られる。

 調査結果によると、就職活動費の平均額は、22年卒が7万2034円、21年卒が8万8923円、20年卒が12万8890円と推移していた。

 22年卒の就職活動費の内訳を見たところ、交通費と宿泊費で大幅な減少が見られた。交通費は1万7420円で、コロナ禍前の20年卒と比べ3万2046円減少。宿泊費は1万3313円で、20年卒と比べ1万3746円減少した。また飲食費も6104円と、20年卒よりも6384円減った。

 一方、公務員試験対策費は11万6455円と、20年卒と比べ1万1260円増加した。

 活動状況について尋ねたところ、「ウェブ上での面接を受けた」と回答したのは83.3%に上り、前年と比べ13.2ポイント上昇。「個別企業の説明会・セミナーのうち、ウェブ上で開催されるものに参加した」との回答は64.5%で、こちらも前年より9.8ポイント高かった。

 ウェブ選考の良かった点を尋ねたところ(自由回答)、「交通費がかからないため、多くの企業に応募できた」「交通費がかからないこと、移動時間もかからないので講義を欠席せずに済んだこと」「交通費がかからないため、お金で断念することなく、自分の気がすむまで面接を受けることができた」などの意見があった。

 同調査は大学生ら8736人を対象に、今年6月12日時点の状況をアンケートし、集計した。

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