「子どもにはどちらがいい? 宿題、部活なし。自立重視、日本と違う米国夏休み」と題する報告がネット上に掲載されていた。

ここ半年で、英語教育関連の調査報告が各方面から発表された。3月に文科省から「平成28年度英語教育改善のための英語力調査事業(中学校)報告書」、6月にベネッセ教育総合研究所から「中1生の英語学習に関する調査」、7月に総務省から「グローバル人材育成の推進に関する政策評価」。これらを受けて、改めてわが国の英語教育の方向性について考えたい。

いよいよ新教育課程に向けた準備が本格化している。公には中教審答申から新学習指導要領公示へ、そして移行措置等に関する通知へと進行している。各学校でもこれらについての学習や検討等を行い、怠りなく準備を進めていることであろう。

新学習指導要領の全面実施に向けて、小学校の現場では、平成30年度から始まる2年間の移行期間中の外国語教育(中学年の外国語活動、高学年の教科「外国語」)の準備に追われている段階である。慣れない英語指導に対する教師の不安感は根強く、有効な手を打たなければ、成功もおぼつかないという声すら上がっている。

新学習指導要領の趣旨の徹底に向けた取り組みが開始され、今後は各教科等の指導計画や授業構成の見直しに向けた取り組みが進められる。一方、指導計画の作成や授業構成の検討では、学習評価の改善も同時に実践課題となる。今回の改訂は、資質・能力の三つの柱を、各教科等の目標や指導内容に具体化する仕組みとなった。これを受け、指導計画を作成する際には、各資質・能力を実現できるよう、内容構成や指導方法、学習活動の工夫が求められる。学習状況を把握し、改善につなげる学習評価を計画的に位置付け、実施する必要もある。

学校は、夏休み期間を通して心身共に成長した子供の姿を、子供からの報告やその表情、宿題で子供が制作した作品などから把握し、9月以降のさまざまな教育活動に生かしていってほしいものである。その中で、この期間に新たな悩みや不安を抱えた子供の存在も把握すべきだ。

九州での教員不足が報じられていた。同様の問題は各地で起こっている。産休・育休の代替教員も不足している。探し出すのに100回も電話したが駄目だったとの話も聞く。人事計画に見通しがない結果だ。

夏休みは子供たちにとって家族旅行や林間学校、あるいは塾の夏期講習など、普段とは違った貴重な体験をする期間だが、この夏休みを親子共に苦痛に感じる世帯も存在する。国民平均年間所得の半分以下である122万円未満の世帯、いわゆる「貧困家庭」と呼ばれる世帯だ。

夏季休業の間、多忙に明け暮れていた教職員は、多少なりとも休みが取れ、リフレッシュできたであろうか。かつては「先生は夏休みがあっていいね」と言われていたが、今では夢のまた夢。夏季休業日にも授業や研修がある。水泳指導、補習、移動教室、林間・臨海学校、部活動などや、地域行事への参加等があり、ゆっくりと休暇が取れない場合も多いのではなかったか。

文科省生涯学習政策局政策課は、7月24日に開かれた中教審教育振興基本計画部会の席上、「OECD教育政策レビューについて(中間レポート概要)」と題する資料を配布した。中間レポートには、OECDが日本と協力して「我が国の教育の『強み』と『弱み』を分析する」という、興味深い研究内容が盛り込まれている。

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