実効性のあるカリキュラム・マネジメントに 用語の正しい理解を

新学習指導要領の総則において「カリキュラム・マネジメント」の言葉が用いられ、研修会や研究会、学会等においてこの用語を用いた取り組みが見られるようになった。学習指導要領では、第1章総則の「第1」「4」において、その三つの側面が示された。それは、編成に関わる側面と評価と改善に関わる側面、実施に係る諸条件の改善に関わる側面である。総則の「第5 学校運営上の留意事項」の「1」においても、校長の方針の下、教職員が適切に役割を分担・連携しながらカリキュラム・マネジメントを行うように努めることが明記された。

今後ともカリキュラム・マネジメントはさまざまな場面で用いられると想定される。その際、「カリキュラム」は教育課程を指すのか、それとも教科等の改善も指すのか、1単位時間の授業構成もカリキュラムなのかといった点が課題になる。研修会等で「カリキュラム・マネジメント」という言葉を使った場合、具体的にどのようなレベルの内容を指しているのかが共有されない限り、実質が伴わない研修になりかねない。

総則では、教育課程に関わることをカリキュラムと表しているが、本来「教育課程」は法令用語であり、「カリキュラム」は教育一般で用いられる用語である。……

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