「給特法」を巡る議論 制定までの経緯からみる問題点

 「給特法」を巡る議論が白熱している。端緒となったのは、現役の公立高校教員である斉藤ひでみ氏(仮名)が給特法の見直しを求めて始めた署名運動である。過酷な時間外労働を強いられている教員の現状を変えようと、法改正を訴える同氏の元に集まった署名は3万1千筆(10月1日現在)に上る。

 同氏と名古屋大学の内田良准教授の共著『教師のブラック残業―「定額働かせ放題」を強いる給特法とは?!』(学陽書房刊)はその刺激的なタイトルと内容からマスコミ各社に取り上げられ、教育現場のみならず多方面から「教員の働き方」への関心が集まっている。

 意見の多くは彼らの主張を支持するものである。……

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