月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

新聞・テレビ、書籍などには、使用を控えるべき「差別用語」がある。具体的に、視覚・聴覚障害者や体の不自由な人、理性の欠如した人などを意味する蔑称(ここでは挙げられない)が差別用語(放送禁止用語)としてリスト化され、各社とも不使用を徹底している。テレビの生放送などでうっかり誰かがしゃべってしまえば、後で司会が謝罪することになる。 当然のことだが、これら差別用語は教員採用試験の論文・面接においても、使用してはならない。使用すれば常識を疑われ、悪気の有無に関係なく減点される。差別用語の中には、少し意外なものもあるので、事前にネットなどで確認しておくとよい。 教員採用試験においては、これら差別用語以外にも、使用が望ましくない用語がある。……

武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部・上松恵理子准教授

エストニアはバルト三国の一国で、電子政府やSkype発祥の地などとして有名だ。電子政府に切り替えたことで、公的手続きの多くはネット上で行われ、人件費が大幅に削減された。ICT化で紙を使った非効率な作業が減り、働き方改革にも貢献したそうだ。 電子政府への移行を円滑にするため一番重要だったのは、国民がパソコンを使うことへのハードルを低くすることだった。そこで20年前からIT教育を推進してきた。現在、小学1年生からプログラミング教育が必修化され、全ての教科でパソコンを使うことにした。一方でお年寄りには、電話1本で役所の職員が家庭まで教えに行くという。 これらの手間を差し引いても、電子政府にした方が財政面で大幅な削減ができる。……

上智大学准教授 丸山 英樹

外国人が東京の地下鉄に乗ると、老若男女問わず多くの者が小さな画面に向かっている様子に驚くことがあるという。車内では、ツイッターの方が最新情報を得られるという広告が垂れ下がり、「今の若い人は新聞を読まないし、テレビも見ない」というニュースがモニターに流れる。 なるほど、世界トップクラスの通信速度と安定性に支えられたインターネットを介したリアルタイム情報の方が、手元のスマホで無料入手できるし、便利である。 ただし、「タダほど怖いものは無い」面もある。……

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テーマ
教師になって壁にぶつかり、どうしようもなくなってしまったとき、どのように対処しますか。
○回答
◯ 一人で抱え込んで悩んでいても解決しそうにない問題は、仲間や上司に相談します。現状を自分なりに整理して、初任者指導担当や学年主任の先生に相談し、指導を受けて対処します。 また、日頃から指導法や教材のアイデアを聞いたり話したりできるようにして、相談できる友達や先輩との関係を大事にするように努めます。私は教育実習で、先生方は自分から聞いたり質問したりすると、親身になって教えてくださることを経験しました。 この経験から、一人で抱え込んで悩まず、経験豊かな先生方の助言を受けて、対処の仕方を決めていこうと考えています。……

東京都目黒区で5歳の女児が虐待死した事件を受け、政府は7月20日、関係閣僚会議を開き、2022年度までに児童福祉司を2000人増員することを盛り込んだ緊急対策を決定した。国・自治体・関係機関の連携を強化し、子供への虐待防止に向けて児童相談所の権限を強化する。9月末までに乳幼児健診を受けてなかったり、幼稚園や学校に通っていなかったりする子供の状況を把握するよう、全国の市町村に要請した。  安倍晋三首相は関係閣僚会議で「子供の命を守るため、あらゆる手段を尽くし、やれることはすべてやるという決意で取り組むように」と述べ、厚労省など関係省庁に対し緊急対策を直ちに実行するよう指示した。……

松井一郎大阪府知事は7月18日、文科省を訪問し、水落敏栄文科副大臣に大阪北部地震や西日本豪雨の被害に対する支援を要望した。学校施設や通学路にある危険ブロック塀の撤去・改修について、国庫補助制度の創設・拡充による財政措置を求めた。地震発生から1カ月がたち、被災者の生活再建や安心・安全対策が急務となっている。 松井知事は「1日でも早く地震前の日常を取り戻すべく、府や自治体独自に生活再建に向けた取り組みを進めている。……

東名阪など主要6都市における暑さ指数(WBGT)の最高値の平均が7月9日から1週間、過去10年間の同じ時期に比べ最高を記録したことが19日、環境省のまとめで分かった。過去10年間の平均値と比べて1~3度高かった。熱中症のリスクを知らせるWBGTは、気温、湿度、輻射(ふくしゃ)熱の三つを取り入れた暑さの厳しさを示す指数。28度以上31度未満は熱中症の「厳重警戒」、31度以上は「運動中止」を要するとされる。 環境省によると、6都市は東京都、名古屋市、大阪市、新潟市、広島市、福岡市。……

 今、教育界の一部で、「非認知能力」の育成に関心が集まっている。この能力は、「人間として生きていく力」を指しており、具体的には目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などである。数が分かる、字が書けるなど、IQで測れる力を「認知能力」と呼ぶ一方で、それだけで測れない内面の力を「非認知能力」とも呼んでいる。 また、「非認知能力」の高い人は、最初は知識不足だったり経験不足だったりしても、周囲の意見を取り入れて学ぶ意欲を持ち続け、次第にできなかったこともできるようになり、伸び幅が大きいという。近年、「非認知能力」は、将来の所得やキャリアにも影響すると、多くの研究で指摘されている。 この「非認知能力」を高める教育は、今や世界の幼児教育のトレンドになっていると言われている。……

岡山、広島両県を中心に被害が深刻な西日本豪雨の被災地を支援しようと、ボランティアの輪が広がっている。7月13日までの政府の集計によると、57市町で災害ボランティアセンターが開設され、5500人を超えるボランティアが被災者支援に当たっている。 近畿から九州まで広範囲に大雨特別警報が出されて13日でちょうど1週間。……

福井県議会で、無所属の細川かをり委員が「指導力不足の教員」を学校現場から外すよう求めた発言が波紋を広げている。きっかけは7月2日の総務教育常任委員会。細川委員は「指導力不足の教員をなぜ分限処分にしないのか。子供を相手にする以上、人事は厳しくやってほしい」と県教委事務局をただし、11日には自身の考えをウェブサイト上で公開した。 県教委側は委員の発言に対する問い合わせが相次いだことから戸惑いを隠せず、「管理職が適正に仕事を配分して、教員が教育に打ち込める態勢を作りたい」と述べるにとどまっている。……

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