学校の当たり前を見直す 教育活動のエビデンス(6) 「ICTの利活用」を見直す


岐阜県養老町立養北小学校教諭 森 俊郎





 小規模なある小学校に、4月からタブレット端末や電子黒板が部分的に導入されるようになった。ICT機器に魅力を感じていたA教諭は、ICTを使った指導を全校に広めようと躍起になっていた。

 同僚の中には「私にはよく分からないから」と消極的な者もいたが、以前からICTの活用を「これまでの教育の在り方を大きく変える特効薬になる」と感じていたA教諭は、そうした声を聞き流し、どうにか良さを分かってもらおうと、機器の種類や使い方を精力的に校内に発信していった。しかしA教諭の熱意とは裏腹に、同僚の反応は薄かった。

 このように、全校で何か新しいことに挑戦しようとするとき、エビデンスが追い風になる。……

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