現地に赴き詳しく調査 文科大臣賞に福岡県の小3

第14回「城の自由研究コンテスト」
第14回「城の自由研究コンテスト」

第14回小学生・中学生「城の自由研究コンテスト」(主催・(公財)日本城郭協会、(株)学研プラス、後援・文科省、教育新聞社ほか)の表彰式(写真)が1月11日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で行われた。

応募187点の中から入賞作品21点が表彰された。文部科学大臣賞に選ばれたのは、福岡教育大学附属福岡小学校3年生の土橋優里さんによる「なぜ、十二天守はのこったのか」。

土橋さんは、授業で城下町歩きをして調べていく中で、歴史を知る面白さを思うようになった。姫路城に行ったとき、現存している「十二天守」(弘前、松本、丸岡、犬山、彦根、姫路、松江、備中松山、丸亀、松山、宇和島、高知の各城)について知り、日本にたくさんの城がある中で、これらだけがなぜ残ったのかに疑問を抱き、研究に至った。

現存十二天守に関して、手紙を通して取材した弘前城以外には、全て現地に赴き、直接取材をして、自分の疑問点を解決していった。作品には、自ら抱いた疑問点を明確にし、解決していくプロセスがしっかりとまとめられていた。しかも、誰が見ても分かりやすくまとめられていた点が、審査で高く評価された。

日本城郭協会賞には、岐阜県七宗町立上麻生中学校2年生の吉田実華さんによる「土の城から石の城へ~若き信長が手がけた城・小牧山城~」が選ばれた。

審査員からは「研究する上で大切なのは、しっかりとした課題設定、現地に赴いての取材、読み手に分かるまとめ方」と要点を指摘した上で「調べている本人が、城が好き、調べるのは楽しい。それを相手に伝えたい思いが大切」と述べた。

受賞者からは、籠城や城攻めなどの築城された目的、城にまつわる悲しい物語や歴史、城主の人間像や町づくりに対する姿勢など、深掘りした研究ならではの思いが語られた。

同協会サイト(http://www1a.biglobe.ne.jp/nihonjokaku/)に詳報。