第23回作文・新聞コンクール 調べてみよう!食べてみよう!おみそ

入選作決まる

みそ健康づくり委員会が刊行する小学校家庭科副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」の第23回作文・新聞コンクールの入賞作品を決める審査会が、昨年12月21日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれた。

作文部門は応募作品約1400点の中から、文部科学大臣賞が茨城県土浦市立都和小学校の山﨑美宥さん(6年)に贈られた。そのほか、最優秀賞は、兵庫県神戸市立玉津第一小学校の天羽悠月さん(5年)ら3人に、優秀賞は、広島県広島市立大町小学校の増田陽太さん(6年)ら8人に、佳作は、茨城県筑西市立竹島小学校の板橋祐実さん(5年)ら7人に贈られた。また昨年度新設された新聞部門は、応募作品約1700点の中から、みそ健康づくり委員会委員長賞が埼玉県川越市立仙波小学校の市川大輔さん(6年)に、優秀賞が東京都調布市立調和小学校の井上優衣さん(6年)ら10人に贈られた。

学習指導要領に基づく小学校家庭科の調理実習では、みそ汁の調理が行われるが、「伝統食、優れた健康食としてのみそについてより一層認識を深めてもらおう」と、みそ健康づくり委員会が副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」(監修・櫻井純子元文部省主任視学官、山本泰(一社)中央味噌研究所理事)を過去23年間刊行。平成27年度は、全国の小学校を対象に約33万部を無料配布した。

今年の作品について監修者の櫻井氏は、「みそを通じた家族とのつながりを生き生きと描いた作品や、みそを擬人化するなど、自由な発想にあふれた作品が目を引いた。これからも、作文・新聞による表現で子どもたちの思考や理解がより深まることを願う」と述べている。

 

《文部科学大臣賞受賞作品》
母とみそとわたし
茨城県土浦市立都和小学校6年 山﨑 美宥

 

わたしのお気に入りは、母の実家からもらう信州みそだ。もらうときはつい、しゃもじまでなめてしまう。副読本のみその歴史を読んで興味がわき、信州みそについて調べてみた。

信濃国出身の覚心和尚が、宋からみそ製法を習い広めたのが始まり。戦国時代、武田信玄は塩の代わりにみそを取り入れた。みそ造りに適した、昼夜気温差の大きい信州みそを買い上げたそうだ。また伊達政宗は、くさりにくく、味もすぐれているからと、仙台みそを軍用に自給するため、日本初のみそ工場を城下に建てたそうだ。かくれた物語に、おどろかされた。

みそは、日本全国それぞれの地域、気候、食生活などに合わせて、各地方の味に生まれ変わっていった。みそ料理お国じまんのページを見ると、みそだけでなく、料理方法もちがう。副読本を読むまで、こんなにみそに種類が多いなんて知らなかった。

私はみそが大好き。日本中のみそやみそ料理を、全部食べたい。その土地で育てられてきたみその歴史ひとつひとつを調べ、私だけのみそ読本を作りたい。まずは我が家で、母とおみそ汁を作ってみた。できたてのおみそ汁は、本当においしかった。

「ママが小四の時、初めておみそ汁を作って、おばあちゃんがだれが作るよりもおいしいって言ってくれたの。うれしかったなあ。それからお料理の先生になって、みんなにおいしいものを作ってあげたいって思ったの。」

知らなかった。母は、結婚前はお料理教室で仕事をしていた。初めて聞いた話だった。

「でも、美宥の作るおみそ汁が一番おいしい。あの時のおばあちゃんの気持ちが分かるな。」

「次は、自家製みそを作ってみようよ。」

副読本を見て、私もみそを作ってみたくなった。調べると、寒い時期に仕込むとおいしいそうだ。母と、冬休みに作る約束をした。自分で作ったみそは、きっとおいしいんだろうなあ。今から、とても楽しみだ。