「住みよい地球」全国小学生作文コンクール2015 最優秀賞や学校奨励賞など決まる

「『住みよい地球』全国小学生作文コンクール2015」は、岩谷産業株式会社が主催し、文部科学省、環境省、全国連合小学校長会、全国市町村教育委員会連合会、全国小学校国語教育研究会、全国小学校理科研究協議会、全国小中学校環境教育研究会が後援、教育新聞が協力したもので、今年度6回目の実施。日本国内だけでなく、アメリカ・オランダ・フランス・中国・インドネシア・タイなど海外日本人学校も含め、700校の小学生から過去最多の5633作品の応募があった。

「ガス&エネルギー」を事業の中核として、環境経営を推進する岩谷産業が主催する同コンクールは、作文を通して、子どもたちに地球環境に配慮することの大切さを考えてもらう契機となることを目的とし、昨年度から文部科学省も後援している。

同社は、1970年から「住みよい地球がイワタニの願いです」を企業スローガンに掲げており、作文のテーマもここから設定されている。入賞者にはそれぞれ表彰状や賞品が贈られたが、特に最優秀賞、学校奨励賞は、主催者が学校を訪問して授与式を実施した。

最優秀賞
小学校低学年の部 千葉県 日出学園小学校 2年 藤原将眞さん

タイトル:「大じなのは『とり分』だ!」

授与式は、2月15日に朝礼内で行われ、同校の荻原巌副校長から、表彰盾と副賞図書カード5万円が手渡された。

藤原さんは「エコ活動が地球環境にどんなふうに関係するのか、むずかしくてまだよくわからないけど『分け合う』ことなら今から始められると思いました。賞をもらえてとてもうれしいです」と喜びを話した。

藤原さんの作品は、最終審査会で「『アイヌの人は取り分を大じにするんだって』という書き方は将眞さんが話しているように読む人に伝わってきます。2年生とは思えないほど深く世界中のことを考えて『後から生まれてくる人のために』と『とり分』を残しておくという決意をしているところがすばらしい」と高く評価された。
 

小学校高学年の部
兵庫県川西市立川西小学校 6年 小川愛佳さん

タイトル:「大切な地球」私にできること

授与式は、1月21日、主催者を代表して最終審査委員を務めた岩谷産業株式会社福澤芳秋作文コンクール実行委員が同校を訪問し、体育館で行われた。

小川さんは、「『住みよい地球』のことを考える中で、まず地球はどのようにして生まれたかから勉強しました。このような賞がもらえて大変うれしいです」と話した。

最終審査会では、「2週間にわたって冷蔵庫の中の食品の状態を細かな数字を使って報告書のように記述しているところに、小川さんの努力のあとが見られます。また、地産地消などをすすめ、むだのない買い物をしてごみを出さないようにすることが大切であるという小川さんの訴えは最優秀賞にふさわしい」と高い評価を得た。
 

学校奨励賞表彰式

優秀な作品を多数応募した小学校に奨励の意味で贈られる学校奨励賞。受賞したのは、50作品の応募があった岡山市立大野小学校と、32作品を応募した光市立光井小学校、62作品を応募した江東区立川南小学校。表彰式は、主催者が受賞校を訪問して行われた。
  

岡山市立大野小学校

岡山市立大野小学校の表彰式は、2月1日に全校児童が集まる朝礼の時間を利用して行われた。主催者を代表して賞を授与したのは、岩谷産業株式会社長谷川宏明広報部長。大野小学校からの応募作品は「どの作品も文章力が優れていました。テーマに対して、真剣に取り組もうとしている点も高く評価できます。字数も規定に忠実であり、適切なご指導をされたであろう指導者にも敬意を表します」と審査委員会から高く評価された。

山口県光市立光井小学校

山口県光市立光井小学校の表彰式は2月2日、全校児童が集まる体育館で行われた。主催者を代表して岩谷産業株式会社岡田高典広報部部長から、表彰盾と副賞の図書カード3万円が授与された。「『住みよい地球』というテーマに対して、しっかり調べ、自分の体験したことも加えながら主張を述べています。日頃の指導のあとがうかがわれ、内容面からの充実ぶりが印象に残りました」と高く評価された。

東京都江東区立川南小学校

東京都江東区立川南小学校から応募された62作品は6年生が学年全体で取り組んだものであり、「地球温暖化やごみ問題について、自分たちの身近なところからどのように変えていけるか真剣に考えている作品が多く、どの作品もしっかり調べて書けているところがすばらしい」と、審査委員会で高い評価を得た。表彰式は、2月15日に全校児童が集まる朝礼の時間を利用して行われた。主催者を代表して岩谷産業株式会社長谷川宏明広報部長から、代表児童に表彰盾と副賞が授与された。
 

最終審査会

一次審査・二次審査を経てノミネートされた優秀作品から、最終的に各賞を決定する最終審査会は、昨年10月27日、岩谷産業株式会社東京本社(東京都港区)で行われた。

審査委員長の茅陽一東京大学名誉教授は講評の中で、「今回もたくさんの応募があったが、『住みよい地球』といった大きなテーマにこれだけ小学生が応募するのは、小学生の視点が広いものとなってきている証左で喜ばしい。特に、地球を望ましい姿で残すために自分は何をするか、といった能動型の姿勢の作文が審査員に強い印象を与えたように思う」と述べた。

次回の作品募集について

岩谷産業株式会社では、今年度に引き続き来年度も作品募集を行う予定。詳細は、6月ごろ発表。

【問い合わせ先】「住みよい地球」全国小学生作文コンクール事務局(プラスエム内)
TEL:03-5541-7080 E-Mail:sakubun@plus-m.co.jp


「特別授業と燃料電池車試乗」で水素エネルギーに感動!!

岩谷産業株式会社では、表彰式と併せて兵庫県川西市立川西小学校6年生児童を対象に「水素エネルギー教室」と「燃料電池車試乗」を実施した。

水素エネルギー教室では、地球温暖化をテーマにした講義に続いて環境にやさしい水素の特徴を学び、そのあと子どもたち一人ひとりにキットが配られ、電気分解によって水から水素と酸素を取り出す実験を通して、燃料電池の仕組みを学んだ。

燃料電池車試乗では、排ガスを出さず水のみを排出するという、地球環境にやさしい燃料電池車の特徴について説明を受けた後、「MIRAI」から水が出てくる様子を一人ひとりが間近で確かめ、校庭で試乗を行った。

「水素エネルギー教室」は岡山市立大野小学校と光市立光井小学校でも行われた。