第19回図書館を使った調べる学習コンクール 5作品に文科大臣賞

(公財)図書館振興財団(石井昭理事長)主催の第19回「図書館を使った調べる学習コンクール」表彰式が2月27日、東京都台東区の上野精養軒で行われた。7万56点の中から入賞したのは31作品。そのうち、小学生の部で低・中・高学年から各1人、中学生の部、大人の部から各1人に、文科大臣賞が贈られた。

受賞者を代表して「トビの生活におどろいた!+ノスリ」で小学生の部高学年で文科大臣賞を受賞した岩手県紫波町立彦部小学校5年生の森田開さんがあいさつ。

「小さいころから、いろいろな鳥の羽を集めているが、ある日、40センチほどの大きな羽を見つけ、『何の羽だろう』と疑問をもち、さまざまな図鑑などを使ってトビの羽だと突き止めた。県の野鳥の森や博物館に行き、鳥の専門の先生から話を聞いたり、本を書いた先生に問い合わせたりもした。トビの巣がある森にでかけ、餌取りや子育てを実際に見て感動した。このたくさんの感動を皆さんに伝えることができてうれしい」と受賞の喜びを述べた。

審査員長を務めた銭谷眞美東京国立博物館館長は、「今年の作品は、身近な生活上の問題点を丹念に調べた作品が多かった。受賞者に贈呈した楯には5つの星がある。このコンクールの5つのねらいである知的好奇心、調べる力、知識理解と読解力、考える力、まとめあげる力を意味している。また先生や本で学ぶだけではなく『みんなと協力して学ぶ』ことも大切にしてほしい」と総評を述べた。

森田さん以外の各部の文科大臣賞受賞者と作品は次の通り。

▽小学生低学年の部/東京都文京区立湯島小学校1年生・志太瑛さん「カイコマンションへようこそ」▽同部中学年/兵庫県神戸市立樫野台小学校4年生・黒原佑斗さん「ぼくの知らないすごいパワーを持っていた!! ミミズのひ・み・つ」

▽中学生の部/千葉県袖ケ浦市立根形中学校2年生・鳥海奏子さん「自信をもって一票を投じるために~大切なのは、私たちが『自ら』学ぶ姿勢~」▽大人の部/徳島県在住・石川博啓さん「阿波藍~藍の集散地脇町から始まった阿波藍の歴史~」

同財団サイト=http://www.toshokan.or.jp