防災教育ビデオ 被災地からのメッセージ 命をつなぐ絆の力

長野県神城断層地震
長野県神城断層地震
東映(株)教育映像部

災害大国・日本。毎年のようにさまざまな自然災害が襲う。時に多くの人命が失われる一方で、奇跡的に犠牲者が出なかった事例がある。

「被災地からのメッセージ 命をつなぐ絆の力」(企画・制作/東映(株)教育映像部、DVD25分)は、近年の災害で被災した人々へのインタビューや、生死を分けた要因を探る内容などで構成された防災教育映像教材。当時の映像資料からは、被災時の様子や災害の規模などがよくわかる。

ケース1は、平成26年11月、長野県白馬村を震源として発生した直下型地震。マグニチュード6.7、最大震度5強を記録した。堀之内地区では、33戸が全壊。しかし、地震の揺れによる死者はゼロだった。この奇跡を起こした要因に迫る。解説は廣内大助信州大学教育学部教授。

ケース2は、昨年9月、栃木、茨城の両県を中心に広範な被害をもたらした豪雨災害。被害に遭った住民にとって、この災害は想定外だったという。災害時に人を惑わす思い込みである「正常性バイアス」と「同調性バイアス」を学ぶ。解説は広瀬弘忠東京女子大学名誉教授。

口永良部島新岳噴火
口永良部島新岳噴火

ケース3は、昨年5月、鹿児島県口永良部島。新岳が、9千メートルを超える高さの噴煙とともに大噴火した。島全土が黒い噴煙に覆われた大規模噴火であったが、島民全員の島外避難は犠牲者を出すことなく、迅速に行われた。島をひとつにした「危機意識」の共有を学ぶ。解説は井村隆介鹿児島大学准教授。

被災した人々の言葉には圧倒的なリアリティーがある。そのメッセージをひもとくと、人の命をつなぐのは「絆」であるのが見えてくる。災害大国に住むすべての者が学ぶべき「命の授業」として、学校などでの活用が期待される作品だ。

本体価格6万6千円、学校特別価格3万3千円(いずれも税別)。