第24回作文・新聞コンクール 調べてみよう!食べてみよう!おみそ

入選作品決まる

みそ健康づくり委員会が刊行する小学校家庭科副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」の第24回作文・新聞コンクールの入賞作品を決める審査会が、昨年12月19日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれた。

作文部門は応募作品約1200点の中から、文部科学大臣賞が東京学芸大学附属世田谷小学校の立見理彩子さん(6年生)に贈られたほか、最優秀賞は、埼玉県春日部市立宮川小学校の畑栄美里さん(6年生)ら4人に、優秀賞は、広島県海田町立海田南小学校の松尾漆乃さん(5年生)ら6人に、佳作は、西大和学園カリフォルニア校の阿部璃大さん(5年生)ら7人に贈られた。

また新聞部門は、応募作品約1700点の中から、みそ健康づくり委員会委員長賞が千葉市立幕張南小学校の向後伸彦さん(5年生)に、優秀賞が広島県海田町立海田南小学校の石原光莉さん(5年生)ら10人に贈られた。

学習指導要領に基づく小学校家庭科の調理実習では、みそ汁の調理が行われるが、「伝統食、優れた健康食としてのみそについてより一層認識を深めてもらおう」と、みそ健康づくり委員会が副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」(監修櫻井純子元文部省主任視学官、山本泰(一社)中央味噌研究所理事)を過去24年間刊行。平成28年度は、全国の小学校を対象に約33万部を無料配布した。

今回の作品について監修者の櫻井氏は、「子供たちが感じた疑問を調べ、作文・新聞で表現することで思考や理解を深める様子が伝わってきた。みそを使った郷土料理など、地域の食文化に着目した作品も印象に残った」と述べている。

《文部科学大臣賞受賞作品》
郷土料理と理彩子のおみそ
東京学芸大学附属世田谷小学校 六年 立見理彩子

 

この夏、前から作りたかった、四十七都道府県の郷土料理全てを作ることに挑戦した。毎日作り、ノートに写真を貼って、感想を書いていった。私は作っていくうちに、大発見をした。いくつもの料理で、みそが使われていたのだ。

郷土料理にはそれぞれの都道府県の特産品が多くて、スーパーで買えず、アンテナショップに行って買ったものもあった。みそも、地方ごとに種類があった。料理はお母さんに手伝ってもらって、教えてもらいながら作った。

「みそをいれるのは、一番最後がいいよ。」

長く入れていると、風味がとんでしまうらしい。私は、毎日作り続けた。そのうちみそのことをもっと知りたくなり、みその講習会に家族で出かけた。胸がわくわくする。まず、米・麦・豆みその三種類を食べ比べた。

豆みそは、格段に色が濃い。食べているうちに、豆のこくが出てきた。また熟成期間によって、みその色が違う。

米みその熟成0か月は、麦みそみたいな黄土色。熟成六か月は、豆みそのようにとても濃い。味もそうだ。六か月のみそは、口に入れた瞬間から水が欲しくなるほどしょっぱい。みんなは四か月のみそがおいしいと言っていたが、私は二か月のみそが気に入った。味がうすめで、甘味がある。

帰りにみそ手作りセットを買い、家で作った。まずは、ゆでた大豆をすり鉢でつぶす。次に米こうじと塩を入れ、手でよく混ぜる。発酵を助けるため、種みそもたす。二十分後、容器に移した。あとは、熟成を待つだけ。わくわくして、私はラベルに「理彩子の味~何にでも合います~魚に!おみそ汁に!」と書いた。

夏休みの間、冷や汁や朴葉みそ、飛鳥鍋など、他にもたくさんのみそを使った料理を作り、家族も大喜びで食べてくれた。冷や汁は麦みそ、朴葉みそは信州みそ、飛鳥鍋は白みそで作り、色々な種類のみそを味わうことができた。日本全国には、まだたくさんのみそがある。私はそのみそをいつか全部食べて、みそのまだ見ぬ世界の扉を開けたい。この夏は私にとって、忘れられない夏になった。

今日も、熱々のごはんとみそ汁が食卓に並ぶ。早く理彩子特製みそで作った料理を、みんなにごちそうしたい。その日が来るのが、とても待ち遠しい。

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