ALで音楽授業を展開 ボーカロイド教育版提供へ

小・中学校などに向けた、ICTを活用した音楽教育ソリューション「Smart Education System」の提供が始まる。ヤマハ(株)によるもので、第1弾は、Windowsパソコン・タブレット端末用の、楽曲づくりを学べるデジタル音楽教材「ボーカロイド教育版」。2月7日に発売する。また楽器に特化した「ギター授業」と「箏授業」を、3月上旬から提供していく。音楽の授業をアクティブ・ラーニング(AL)で展開できる。

「ボーカロイド教育版」は、同社が開発した歌声合成技術「VOCALOID」を小・中学校の音楽授業を想定して改良したもの。思い浮かんだ歌詞やメロディーを入力。直感的な操作で作曲できる音楽ソフト形式のデジタル教材である。授業モデルパックが付いている。

実証協力校からは、「みんなで協力し、意見を出し合いながら創作していくので、対話的な学びができた」「今まで学んできた音楽授業のまとめや振り返りにもなった」「与えられたものを演奏するのではなく、伝えたい内容を形にするところがよい」など、高い評価を受けた。

子供たちが自ら考える能動的な学習は、音楽でのALといえる。また創作過程で創造性や論理性も育めるので、プログラミング教育での活用も期待できそうだ。
一方、「ギター授業」「箏授業」は、限りのある音楽科の授業時数の中で、少しでも数多くの楽器に触れ、多様な音楽に親しみを持ってもらおうと開発された。動画ベースのデジタル音楽教材で、こちらにも授業モデルパックが付いている。

専門家による充実した解説や模範演奏動画が多数収録されており、単に再生するだけでなく、アングルを切り替えたり、再生テンポを変えたりしながら、演奏のポイントを視覚的に確認しつつ学習できる。楽器演奏が苦手な指導者でも、無理なく効率的に教えられる。

製品の詳細や実証授業の様子などは「Smart Education System」公式サイトに。