「ありがとうの手紙コンテスト」で表彰 祖父のおいしい焼き芋つづる

ファミリーマート埼玉ディストリクトの水野康之副統括部長から賞状を手渡された
ファミリーマート埼玉ディストリクトの水野康之副統括部長から賞状を手渡された

60年以上続く「つぼ焼き」焼き芋を守るおじいちゃんに感謝――。埼玉県川越市立霞ケ関西小学校(太田康子校長、児童数577人)4年生の水村心菜さんは、大好きな祖父が焼く焼き芋のおいしさとお礼を手紙につづった。この手紙が、(株)ファミリーマート主催「ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト2016」関東2ブロック中学年の部で最優秀作品賞を受賞した。表彰式は同校で1月30日に行われ、水村さんには表彰状と図書カードが贈られた。

手紙は、同市に一軒だけのおじいちゃんの「つぼ焼き」焼き芋の魅力とおいしさを、生き生きと伝える内容。

「おいもは、つぼの中でつるして焼く昔ながらの焼き方です。自転車のスポークを曲げたものに、おいも二本を15個つるして、1回に30本焼くことができます」と、伝統とこだわりの焼き方を分かりやすく説明。

「つぼの中は240度位あるので、軍手をしても、とても熱いので、おじいちゃんはよくやけどをしてしまいます」と、おいしさを届けるために苦労しているおじいちゃんの努力をしっかり見つめながら、心配そうな眼差しを向けている。

水村さんは、そんな大きな手間と愛情がこもった焼き芋について、「私は、おじいちゃんから、焼きたての甘くておいしいおいもをもらって食べると、最高に幸せです」と、イラストとともに、あふれる喜びを示す。

おじいちゃんの焼き芋は、病気の人や高齢者も元気にしていると記し、買いにくる多くの客の様子も丹念に表現した。「(来客者に)いつも笑顔でせっしているおじいちゃんは、かっこいいよ。おじいちゃん、おいもでみんなを元気にしてくれてありがとう」と、多くの人を幸せにする仕事ぶりを称える。

審査員は、「『つぼ焼き』の様子や、祖父の焼き芋を買っていく人たちの声がとても丹念に表されている。似顔絵からは祖父の優しい人柄が伝わる」と評価した。

同コンテストは、未来の担い手となる子供たちの豊かな感性を育むために、平成21年から実施し、8回目。全国から3万8806通の応募があった。

ジャーナリストの池上彰さんが審査員長を務め、審査員4人が厳正に選定。最優秀賞は、全国7ブロックから低・中・高学年ごとに1人ずつ、計21作品。審査員特別賞は全35作品。学校・団体賞が全7校・団体。

表彰式で同校の太田康子校長は、「水村さんは、日頃からおじいちゃんについてよく書いている。作文に加えピアノや絵も上手。本当にすばらしい賞を受賞しましたね」と祝福した。

賞状を手渡した同社埼玉ディストリクトの水野康之副統括部長は、「おじいちゃんへの気持ちが、たいへんよく伝わってきたし、お客さんとやりとりする部分では、心が温かくなった。いろいろな人への感謝を大切に」と述べた。

水村さんは、「書くきっかけは、いつもおじいちゃんがおいしいお芋を焼いてくれるから。受賞はうれしくて驚いた。最初にお母さんとおばあちゃんに伝えた」と喜びを語る。

受賞者は同社ホームページ(http://www.family.co.jp/)に掲載。店舗にポスターを貼り出し、店内放送での作品公表も行う。

受賞作品をまとめた冊子を作成し、応募者が在籍する学校に配布する予定。全国連合小学校長会、全国市町村教育委員会連合会などの後援団体にも配布する。