実践に基づく題材を精選 特別支援の新テキスト発行

特別支援テキスト4冊
特別支援テキスト4冊

開隆堂出版(株)は、特別支援教育で活用できる新テキストをこのほど発行した。編著は全国特別支援教育・知的障害教育研究会。中学校特別支援学級用と特別支援学校中学部用の4冊で、生活・職業的自立につながる内容になっている。特別支援教育の第一人者が実践に基づいた題材を精選した。

中学校特別支援学級用は「夢を育む技術、職業 未来に向かって」「共に生きる家庭科 自立を目指して」、特別支援学校中学部用は「職業・家庭 たのしい職業科 わたしの夢につながる」「職業・家庭 たのしい家庭科 わたしのくらしに生かす」の各2冊。生活や技術への興味・関心を引き出し、自立に向かう各15のテーマを盛り込んだ。「技術・家庭」「職業・家庭」の教科の学習だけでなく、生活単元学習や作業学習にも活用できる。

題材のはじめに「学習のめあて」、おわりに「学習のふり返り」を設け、教師と生徒が授業の目標を共有して授業に臨める。導入部分には写真やイラストを配置し、学習のイメージを持てるように工夫した。ふり返りには、簡単なまとめや記述ができるので、どのような学習をしたのか、生徒だけではなく保護者も確認できる。

全ての漢字にふりがなを付け、大きめの文字で見やすくしたほか、オールカラーで構成し、鉛筆で書きやすい素材を選んだ。他にも学習を安全に進めるため、「安全」「注意」のアイコンとともに、気を付けるポイントを示している。

小さな学習の積み重ねを重視した構成によって、子供ができた喜びを実感し、次の学習につながるような内容になっている。

岩井雄一十文字学園女子大学教授、半澤嘉博東京家政大学教授、明官茂国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員、渡邉健治畿央大学教授が監修した。

各1800円+税。

また平成30年2月には、同書準拠の学習指導書を刊行予定。生徒の支援の程度に応じた指導案や指導実践事例、指導上のポイントなどをまとめた内容になる。