『ジョリーフォニックス』 創始者ジョリー氏「効果的なメソッドとして活用を」

東京書籍(株)は、世界120カ国で導入されている『ジョリーフォニックス』の日本語版『はじめてのジョリーフォニックス ~ティーチャーズブック~』と、『同 ~スチューデントブック~』を今年4月に発売した。それに伴い、『ジョリーフォニックス』の創始者クリス・ジョリー氏と、日本語版の監訳者・公認トレーナーの山下桂世子氏による公開セミナーを、都内でこのほど開催した。

フォニックスとは、音と文字の関係性を、分かりやすく伝える、教えることを指す。

ジョリー氏と山下氏は、読み書きのつまずきを無くすため、さまざまな工夫が施されている『ジョリーフォニックス』の特長について、次の点をあげた。

(1)英語のつづりの規則性が分かることで、単語のつづりを暗記に頼る必要性がなくなる。単語の音を聞いてつづりを推測し、つづりを見て、それを正しい発音で読んだりすることができるようになる。複数の文字や音をつなげて、新しい単語の読み書きができるようになる。英単語を丸暗記するのではない。単語を見て、それを構成する一文字ずつを音にして、合わせて読むことが大切である。

(2)物語や絵本、歌、動作を使うなど、視覚だけではなく、触覚などさまざまな感覚を使うアプローチを試みている。飽きずに楽しく学べ、特別支援が必要な子供に対応しやすい。また、これらの活動を通じて、イギリスの文化についても学べる。

(3)アルファベット順に教えるのではない。まず最初にS、A、T、I、P、Nの順番で教える。この6文字を最初に教えるのは、この6文字で構成される単語が非常に多いため。初見でも多くの単語が読めるようになる。

(4)英語を母語としない子供にも学びやすく、世界各国で活用されている。

(5)教え方、学び方がシンプルで、短時間の積み重ねでマスターできる。

セミナーで山下氏は「例えば、ひらがなを教える時、最初は『つ、く、し』といった一筆書きから教え、そのひらがなで構成されている単語を教えていく場面等をイメージしていただくと分かりやすいと思う」と、教え方のポイントを説明した。

また、ジョリー氏は「2020年の小学校英語の教科化に向け、効果的なメソッドとして活用してもらい、役立ててほしい」と思いを語った。