心あたたまる親切を感性豊かに表現 「小さな親切」運動で全国表彰式開催

(公社)「小さな親切」運動本部(鈴木恒夫代表)主催の平成29年度「小さな親切」運動全国表彰式が11月25日、東京都千代田区の東海大学校友会館で開催された。

第42回「小さな親切」作文コンクール(後援/内閣府・文科省・NHK、毎日新聞社)、第33回「小さな親切」はがきキャンペーン(後援/日本郵便(株)・読売新聞社)の入賞・入選者、「小さな親切」運動推進功労者内閣官房長官賞、「小さな親切」運動大賞などが決定し、表彰された。

作文コンクールは、全国の小・中学生を対象にした「私のした、うけた、みた、できなかった親切」および「伝えたい日本のこころ~外国の方との出会いを通して~」がテーマの作文。応募総数は4万7024編。入賞・入選者は130人。はがきキャンペーンは、「心から伝えたいありがとう」「『やだな!』自分だったら…」をテーマに内容をしたためる。応募総数は2328編。入賞・入選者は25人。

作文コンクールでは、内閣総理大臣賞に大阪府大阪市立咲くやこの花中学校2年生・木下渚さんの「〝Thank you〟(ありがとう)」が、文部科学大臣賞に徳島県徳島市佐古小学校5年生・神野秀太朗さんの「共に歩み種をまく」が受賞した。授賞式では、木下さん、神野さんがともに自身の作品を朗読。

木下さんの作品は、電車の中で他人に親切をした後、自身が車中で具合が悪くなったところを、ご年配の外国人に席を譲ってもらう。その光景を見て隣に座っていた小学生が席を譲り、親切と感謝の連鎖がおこる。そんな暖かい光景を感性豊かな表現でまとめた点が評価された。

神野さんの作品は、祖父が体調を崩し、体の自由があまり効かなくなってきたそんな折、元住職だった祖父が「種だけあっても花は咲かない、ご縁によってすべてのものは開花する」という言葉を思い出す。人は一人では生きてはいけない。まわりの人と助け合いながら、生きていることに気付き、いろいろな人の「ツエ」になりたいと思う心の動きが素直に表現された点が評価された。

同法人=〒101―0061東京都千代田区三崎町2―20―4/℡03(3263)2866。URL