JXTG童話賞 独自の発想と創造性に富む18作品選ぶ

第48回JXTG童話賞の受賞者ら
第48回JXTG童話賞の受賞者ら

「心のふれあい」をテーマにオリジナル創作童話を募った「第48回JXTG童話賞」(JXTGホールディングス㈱主催)の授賞式が12月15日、都内で開催された。応募総数1万1896作品(小学生以下の部1537編、中学生の部1270編、一般の部9089編)の中から、受賞作品(最優秀賞、優秀賞、佳作)18編が選ばれた。

このうち最優秀賞には、次の3作品が選定された。

小学生以下の部は、東京都三鷹市の小学校5年生・小川桃葉さんの「ひまわりのお母さん」。自分に母がいないことに気が付き、悲しい思いを抱いていた「ひまわり」が、最後にお日様を見て自分のお母さんだったと気付き、喜びを見いだす心温まる作品。

中学生の部は、千葉県白井市の中学校1年生・小梛清香さんの「夏びん」。骨董屋で見つけたラムネの瓶を振ると目の前に広がってくる、幼いころの夏の風景。虫取りの話をしながらお父さんといっしょに飲んだラムネの味、忘れてはならない子供のころの感性をいきいきと描いた作品。

一般の部は、広島市の小林弘尚さんの「ガリヴァーの歌」。子供のころに出会った、「ガリヴァー」というあだ名の、大柄で無口な風変わりな服装をした人のことを思い出す。いつも一人で、ゾウの遊具にまたがってギターをかき鳴らし、歌を口ずさんでいた。別れの悲しみの中に、少年とガリヴァーの温かさ、懐かしさを感じる作品。

審査総評で、選考委員を務めた児童文学者の西本鶏介さんは「『心のふれあい』は、相手を思いやること。そんな素敵なドラマを、誰もが共感できる童話という形で表現した作品に今回もめぐりあえた」と述べた。

JXTGグループでは、佳作以上の受賞作品を童話集「童話の花束」として刊行。系列のサービスステーションを運営する特約店、LPガスの特約店、グループ各社の役員および従業員を中心にチャリティー販売する。売上金は「JXTG童話基金」に組み入れられ、同基金から毎年、社会福祉法人全国社会福祉協議会に寄付されている。今年は4500万円が寄付された。

詳細は同賞サイト(外部リンク)