関東2ブロックの表彰式を開催 「ありがとうの手紙コンテスト」2017

子供たちの豊かな心の育成に向けた支援として毎年、全国の小学生を対象に実施している(株)ファミリーマート主催の「ありがとうの手紙コンテスト」2017年の入賞者が、このほど決定した。関東2ブロックの中学年の部の最優秀作品賞には、千葉県浦安市立美浜北小学校(新井京子校長、児童数274人)3年生の稲垣楓佳ふうかさんが選ばれた。ドイツに単身赴任していた父親への感謝と、「大好き」と愛情を込めた手紙をつづった。

稲垣さんの表彰式は、同校で1月30日に行われた。稲垣さんは、両親や新井校長が見守る中、賞状と賞品を受け取った。式の中では父親と対面しながら手紙も朗読した。

手紙は、ドイツのリューベック市に単身赴任していた父親の圭司さんに充てたもの。

海外で一人暮らしをする圭司さんに「ちゃんと自分でそうじやせんたくしてますか?少し心ぱいしてます」と不安を示す一方で、「わたしは夏休みに入って10メートル泳げるようになった」などと、学校や生活での出来事と成長をいきいきと報告している。

「空手のし合で負けちゃった時、『大じょうぶ、次はがんばれ! ふうかならできるぞ!!』ってはげましてくれてありがとう。落ちこんでたけどすごくゆう気づけられました」と、圭司さんへの感謝もあふれる。

遠く離れていても圭司さんの励ましの言葉は、稲垣さんが逆境を乗り越える上での大きな支えになっている様子が表現されている。

稲垣さんは、「1日1回電話でパパの顔を見て今日の出来事を聞いてもらうのが楽しみです」「パパ、大好き! 毎日電話をありがとう」ともつづる。これまでは当たり前だった家族一緒の生活という大切さを、改めて考え直すきっかけになったことも記す。

手紙の朗読を聞いた圭司さんは「自分の事をつづってくれたのはうれしい。とてもよく書けていた」と喜んだ。稲垣さんの手紙の中で特に印象的な部分は、「電話を通して家ぞくが1つにつながって、今日も1日みんな元気にすごせたことがすごく幸せだなって感じるよ」だったといい、読書や文章を書くのが好きな稲垣さんが今後も書き続けることを期待していた。

同校では、同コンテストを夏休みの自由研究の、選択課題のひとつとして活用。昨年の夏に全学年の児童が手紙の執筆に取り組んだ。同校の新井校長は「同コンテストに参加したことで、児童と保護者の笑顔が増えるのはなにより。

主催者の方々には本当に感謝している」と述べた。

主催者の(株)ファミリーマート・千葉ディストリクトの古賀康之統括部長は「手紙を読んで、稲垣さんが本当にお父さんを好きで会いたいと思っている心が伝わってきた。来年度もコンテストに参加してください」と祝福した。

同コンテストは、09年から開始し、今回で9回目。児童がそれぞれの生活を通じて感じている、感謝の思いを手紙で表現する。子供たちに「ありがとう」の気持ちを改めて考えさせる中で、心の豊かさや表現力を磨く機会にもする。

今回は、全国の小学校など1413の学校や団体の小学生から、3万4102通の手紙が寄せられた。手紙の審査員長は、ジャーナリストの池上彰さんが務めた。その結果、最優秀作品賞に21作品、審査員特別賞には35作品、学校・団体賞には7校がそれぞれ選ばれた。

受賞者は同社のHPに掲載。ファミリーマートやサークルK・サンクスの店頭にもポスターを掲示したり、店内放送をしたりする。
同コンテストの入賞作品は、2018年度の小学校道徳の教科書に採用された。

—————————

【最優秀作品賞 受賞者一覧】

北海道・東北
【低学年】松林 愛依(会津若松市立一箕小学校)
【中学年】鈴木 花奏(仙台市立小松島小学校)
【高学年】七見 響(白河市立みさか小学校)
関東1
【低学年】雨宮 佑青(横浜市立和泉小学校)
【中学年】齋藤 エミリー 渚桜(小田原市立久野小学校)
【高学年】佐藤 弥空(相模原市立鶴の台小学校)
関東2
【低学年】益子 武虎(印西市立高花小学校)
【中学年】稲垣 楓佳(浦安市立美浜北小学校)
【高学年】伊藤 快(太田市立韮川西小学校)
中部・東海
【低学年】加藤 心葉(諏訪市立中洲小学校)
【中学年】吉越 帆高(富山市立堀川小学校)
【高学年】鷹野 有唯(焼津市立港小学校)
関西
【低学年】宮島 花歩(大阪市立南田辺小学校)
【中学年】森川 末唯(大阪市立南田辺小学校)
【高学年】武内 美樹(京都市立太秦小学校)
中国・四国
【低学年】箕浦 真奈(岡山市立浦安小学校)
【中学年】木村 倖彩(新居浜市立角野小学校)
【高学年】表 泰志(徳島文理小学校)
九州・沖縄
【低学年】宮路 真誉(鹿児島市立清水小学校)
【中学年】下戸 良佑(湧水町立轟小学校)
【高学年】藤井 大陽(鹿島市立明倫小学校)