第14回 昭和シェル石油 環境フォト・コンテスト [わたしのまちの○と×] 入賞作品決定!

第14回環境フォト・コンテストの入賞作品が決定した。「学校団体応募」で最優秀賞、ブライターエナジーアライアンス賞、優秀賞を受賞した8校の取り組みを紹介する。

当コンテストは小学校、中学校、高校・高等専門学校の3部門から構成され、今年は過去最高となる7‚416の応募があった。子供たちが、環境について考えるきっかけになるということから、環境教育教材、夏休み・部活動の課題として活用する学校が増えている。

その他の学校団体賞、個人賞は昭和シェル石油公式ホームページに。


<学校団体部門受賞校> 環境フォト・コンテストへの取り組み(担当教諭コメント)

清風南海中学校・高等学校(大阪府)〈最優秀賞〉

このたびは、「学校団体最優秀賞」および「個人賞」を頂き、誠に光栄に思います。

本校では、校内にある1千平方㍍の農園において、生徒一人一人に専用の畝が与えられています。その畝でナス・サニーレタス・キャベツ・ダイコン・ミズナなどの苗や種を植え付け、水・肥料・石灰を与え、雑草を抜き、成長を記録し、最終的には収穫した作物を家に持って帰り、家庭で味わっていただくという教育を行っています。

また、校外に出て、「ゲンジボタルの観察会・アカウミガメの産卵観察会・海辺の生き物観察会・酪農合宿・裁判傍聴・美術館見学」など、さまざまな体験を通して勤労の尊さや喜び、生命を大切にする心を学んでいます。

今後、「○」がさらに増えていく取り組みを行っていきたいと思っています。このたびは、本当にありがとうございました。


佐久長聖中学校・高等学校(長野県)〈ブライターエナジーアライアンス賞〉

本校では中学校1年生に夏休みの課題として取り組ませました。

外出する際に目に飛び込んでくるものに対して、「どういう理由で、何が○で、何が×なのか」を意識して考えるように指導しました。普段の生活でわれわれ大人が何気なく見ている光景も、中学生ならではの感性と見方で、優れている点、改善すべき点を見つけ出し、自分なりの考えをまとめることができました。

この課題を通してこれから21世紀の日本をリードしていく上で持つべき倫理観・正義感というものを身に付けることができたのではないかと思います。

これからも、さらに日本をよりよい住みやすい国にしていくためにも、今回の学びで得たことを常に念頭に置いて、日々の生活に取り組むことを願っています。


捜真小学校(神奈川県)〈優秀賞〉

「社会科」は、3年生にとって初めての教科。子供たちは、興味津々で学習に取り組んでいます。

3年生の段階では、自分達の周りに目を向け、興味・関心を持つことが一番の目標です。学校の周りの学習では、校外学習で実際に学校の周りを探検したときに、今までは着目していなかったことにも、しっかりと目を向けていました。スーパーマーケットや商店街の学びでは、やはり、校外学習の時、見学のポイントを掴み、インタビューも的を射たものになっていました。

社会科の学習を始めてから、子供たちの「着眼点」に明らかな変化が見られます。今回の「わたしのまちの○と×」レポートでも、子供たちの「着眼点」がそれぞれ違い、おのおのの個性が十分に表れた写真レポートとなりました。お互いのレポートを読み合う機会も持つことができ、豊かな学習が展開できました。今後もおのおののアンテナを張って、能動的に学んでいってほしいです。


湘南白百合学園小学校(神奈川県)〈優秀賞〉

このたびは、学校団体優秀賞および個人作品においても優秀賞を頂き、大変光栄に思います。

今年度初めて、夏休みの自由課題の一つとして、5年生の児童にこのコンテストを紹介し、応募させていただきました。ふだんあまり気にせずに見ている「わたしのまち」を、「いつまでも残したいと思う(〇)視点と今すぐ変えなければいけないと思う(×)視点」という明確な基準を持って見直すということは、見過ごしてきたものの中に課題を見つけるという点で、大変すばらしい活動になると思いました。夏休みの課題の中には、作文や新聞づくりなどもありますが、環境フォトコンテストの作品作りを自ら選んで取り組んでいるので、どの作品も「わたしのまち」に対する思いが込められているように感じました。

今後も、子供たちが自分の周りの環境に目を向けられるような学習をしていきたいと思います。このたびは、本当にありがとうございました。


鹿児島大学教育学部附属中学校(鹿児島県)〈優秀賞〉

今回、学校団体賞ならびに個人受賞して頂きうれしく思います。

本校では、全学年を対象に技術・家庭科(技術分野)の夏季課題として6年目となります。年数を重ねるごとに、生徒の意識についてもエネルギーと環境について深まっていることを写真や文章からも感じます。このことから、実際に授業で習得した知識や技能や思考力・判断力・表現力が「わたしのまちの○と×」というパフォーマンス課題としても有効であると考えます。技術と社会、技術と環境の関わりが実践につながる一つの手立てとしても有効的であると実感します。

今後も、「Think Globally Act Locally, Think Locally Act Globally」をテーマに、実践的・体験的な問題解決的な学習を主体とした指導を行っていきたいと思います。本当にありがとうございました。


北海道教育大学附属釧路中学校(北海道)〈優秀賞〉

本校の第1学年の生徒全員が美術科の夏休みの課題として取り組みました。

夏休みは、普段の学校生活とは異なる場面に出合い、さまざまな気付きがある時間です。その時間の中で、社会に目を向け自然豊かな釧路や北海道の環境の中で改善していきたい視点を持つことは、理科や社会科の見方や考え方の要素を持ち合わせており、それらの視点を踏まえながら、美術科としてどのように表出させていくことがいいのかを考えるために取り組んでいます。

造形的な視点には、構図や光の感じ、対象をどの切り口で魅せるのかが重要です。写真は、今や誰もが自己を表現することのできる簡単なツールであり、こうした表現を通し、さまざまな社会に対する気付きができる人を育てたいと考えております。このたびは、学校優秀賞並びに個人奨励賞を頂き、誠にありがとうございました。


沖縄県立那覇高等学校(沖縄県)〈優秀賞〉

このたびは、学校団体優秀賞、並びに個人作品においても優秀賞を頂き、大変光栄に思います。

これからの社会が、どのような形で築かれていくかは、未来を担う子供たちにかかってくると思います。そして、その子供たちをどのように育むかは、われわれ大人の責任でもあります。さらに、生徒がどのような学びをもって自己を形成し、将来につなげていけるかが重要な要素となります。知識だけではなく、感性や幅広い視野、正義感や確かな価値観、また、環境や社会に向き合うこと、地域を思う心も大切だと思います。しかし、高校生の日々は、勉強や部活のことで頭がいっぱいで、周りで何が起こっているか気付かないものです。そこで夏休みの宿題(美術)の一つとして与え、今一度立ち止まって考える機会を持ってもらいました。生徒が考える○×が自己を形成する一要素となり、今後の地域の活性化やよりよい社会を築くきっかけになれば幸いです。


静岡県立三島南高等学校(静岡県)〈優秀賞〉

このたびは、学校団体優秀賞及び個人作品においても優秀賞を頂き、大変光栄に思います。
平成21年から3年生の選択授業の夏課題としてこのコンテストに応募させていただいています。「わたしのまち」を漠然と眺めるのではなく、何が良くて何が悪いのか明確な判断基準を持って「わたしのまち」を眺めることで、今まで見過ごしていた景色も別の情景に見えてくるはずです。何気ない日常のひとコマを高校生のみずみずしい視点で捉えることで、地域や環境、あるいはそこに住む人々に思いをはせて、またそこからさらに地域に貢献できる人材を育成できればという願いを込めて応募させていただきました。
「わたしのまち」が末永く住みたいまちになるためには今の自分は何をすればいいのか、写真コメントを考える過程で熟思したことでしょう。このような機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。