調べてみよう!食べてみよう!おみそ 第26回作文・新聞コンクールの入選作品決まる

みそ健康づくり委員会が刊行する小学校家庭科副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」の第26回作文・新聞コンクールの入賞作品を決める審査会が、昨年12月17日、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれた。

作文部門は応募作品約2900点の中から、文部科学大臣賞が群馬県桐生市立川内小学校の新井雅夕さん(5年)に贈られたほか、最優秀賞は、東京都小金井市立小金井第一小学校の間嶋美希さん(5年)ら4人に、優秀賞は、鹿児島大学教育学部附属小学校の永田愛彩さん(5年)ら5人に、佳作は、京都府京都市立北醍醐小学校の吉田小春さん(6年)ら9人に贈られた。また、新聞部門は、応募作品約800点の中から、みそ健康づくり委員会委員長賞が愛媛県松山市立余土小学校の山本はなさん(5年)に、優秀賞が神奈川県横浜市立奈良小学校の阿久井美緒さん(4年)ら11人に贈られた。

学習学習指導要領に基づく小学校家庭科の調理実習では、みそ汁の調理が行われるが、「伝統食、優れた健康食としてのみそについてより一層認識を深めてもらおう」と、みそ健康づくり委員会が副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」(監修・櫻井純子元文部省主任視学官、山本泰(一社)中央味噌研究所理事)を過去26年間刊行。平成30年度は、全国の小学校を対象に約33万部を無料配布した。

今年の作品について監修者の櫻井氏は、「新しい視点から日本の伝統食である『みそ』をとらえ、さまざまな切り口で表現した優秀な作品が多く、読み応えがあった。これからも子供たちには、みそを通じて、日本の伝統的な生活について学びを深めてほしい」と述べている。


【文部科学大臣賞受賞作品】
みその味はおばあちゃんの心
群馬県桐生市立川内小学校5年 新井 雅夕

私の家のみそは、手作りです。とても甘くて優しい味がします。寒い季節になると、おばあちゃん達が毎年みそを仕込みます。家中に大豆の煮た甘い香りがしていると、今日はみそを仕込む日だとすぐに分かります。私は必ず、つぶす前の大豆をつまみ食いします。甘くてやわらかくて、とてもおいしいです。

みそ作りは、遊んでいるみたいでおもしろいです。特にみそ玉を作って、たるに投げ入れる作業は楽しいです。しかし、遊んでいるのではなく、空気を抜きながら、すき間ができないように詰めるために投げ入れます。すき間があると、カビがはえてしまうそうです。

私の家のみそは、私達の好きな味になっています。私達が体によいものをおいしく食べられるように、おばあちゃんが大豆と塩とこうじの分量を考えてくれました。こうじが多めの、甘いみそです。

「食べたものは、体になるんだよ。おばあちゃんは、みんながいつも元気で、健康でいてほしいんだよ。」

と、みそを作りながら、おばあちゃんは優しく笑います。甘くて優しい味のおみそは、まるでおばあちゃんの心のようです。

おばあちゃんは、「みんなの喜ぶ顔が好き」と言って、たくさんの愛情と優しさをくれます。そんなおばあちゃんが、私は大好きです。

おばあちゃん、自分の事よりも、いつも私達の事を一番に思ってくれて、ありがとう。どんなわがままも受け止めてくれて、ありがとう。そして、生きていくための大切な事をたくさん教えてくれて、ありがとう。

最近、おばあちゃんが足が痛くて、歩くのが大変だと言っていました。私は母に、みっぺい袋で簡単にできる、みその作り方を教えてもらったので、今度は私がおばあちゃんにおみそを作ってみようと思います。いつまでも元気で、健康でいられるように願いをこめて……。