城の維持管理の課題に着目 福岡県の小6に文科大臣賞 第17回城の自由研究コンテスト

(公財)日本城郭協会と㈱学研プラスが主催する第17回小学生・中学生「城の自由研究コンテスト」(後援・文科省、㈱教育新聞社ほか)の表彰式が1月14日、東京都千代田区で行われた。

今回は406点の応募があり、入賞作品22点が表彰された。文部科学大臣賞は、福岡教育大学附属福岡小学校6年生の土橋優里さんの「今の城主は誰なのか 城主なき現代の城」が受賞した。

土橋さんの作品は、城郭の維持管理につき提言したもの。維持管理費を入場収入のみに頼る危うさを指摘し、魅力のあるさまざまな取り組みを実施すべきと提言。それは保存活用を目指す自治体の課題と共通しており、具体的には、小学生の視点から位置情報ゲームの導入したり、企業と連携し自主財源を確保したりして、効率的な維持管理を推進して城を未来に残していくという内容であった。現代における城の運営面への着眼が高く評価された。

同協会理事長の小和田哲男静岡大学名誉教授は、受賞者らに、今後の研究活動に参考になるよう、「お城研究のおもしろさと着眼点」について、▽「なぜ」「どうして」「本当にそうなのか」という疑問を持つ▽本を多く読み、書かれていることなどを出発点に疑問点の発見の仕方や掘り下げ方を学ぶ▽実際に現地に足を運び、精通している人に話を聞く(書籍には書かれていない新しい発見をする)▽お城は何でも研究素材になるので、自分なりの工夫を凝らす――などのアドバイスを送った。他の受賞者など詳細は、同協会ホームページ